天王星の講座テキストで、
目立った天王星を持って生まれた人たちは、驚くべき先駆的精神を持っているようにも見える
占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型p.233
の例として数人の名前があげられてます。伊泉先生は「一人ずつ説明すると時間がかかるから後でググって」とおっしゃってました。
ラム・ダス?
元の名はリチャード・アルパート、1931年生まれ。若くしてハーバード大学の心理学教授となっていたのに、マジックマッシュルームで目覚めちゃったんですね。
1960年代初め、同僚の心理学者ティモシー・リアリーと一緒に幻覚剤を使った研究をする→職を追われる→ヒッピーカルチャーを牽引→インドのグルのもとへ→瞑想やヨガを学ぶ→ラム・ダスの名をもらう
ビー・ヒア・ナウ―心の扉をひらく本 (mind books)
帰国後、1971年に出したこの本がベストセラーに。ニューエイジャーのバイブルだったのかな。ジョン・レノンやスティーヴ・ジョブズにも影響を与えたというスピリチュアル・アイコン。2019年、88歳で亡くなったようです。
ティモシー・リアリーや60年代ヒッピー文化はMyCalendar (マイカレンダー) 2020年10月号 の伊泉先生コーナー「タロットの文化誌〜1960年代、カウンター・カルチャーの中のタロット」にも。
この時代のサイケ&ヒッピーのおかしな人たちについて、もっとお話を聞きたいのですが。
ほかに出てきた一人、J・クリシュナムルティは、少年時代、インドで神智学協会に見いだされた人物。
「世界教師」となるべく英才教育を受け、たくさんの崇拝者を集めたのに、「いや違う」って自分で解散し、神智学協会を去ったといいます。
「真理は、そこへ通ずるいかなる道も持たない領域である」
権威者や組織はいらない。自分で理解しないと、て言ったのでしたかね(うろ覚え)
神智学はニューエイジに影響を与えたといいますが、組織を離れたクリシュナムルティもニューエイジャーに人気あったのでしょうか。ニューエイジ・サイエンスのデヴィッド・ボームとは対談もしてたんですね。
インドに渡ってグルに学んだアメリカ人ラム・ダス、インドを離れてイギリスで教育されたクリシュナムルティ、なんかおもしろい。
どっちにしろ、西洋人のインドへの憧憬?幻想?を感じるし、こういうスピリチュアルな人たちを例として取り上げてるのは、占星術と神々の物語 ーホロスコープの中の元型が書かれたときの時代背景ですかねぇ。
コメント