先生の第一声「グラン・タブローを使うようになると、今までは『占い方』が悪かったんじゃないか?というくらいに占えるようになる」。期待が高まりましたね!
最初に、グラン・タブローという占い方がもともと使われていたルノルマン・カードの紹介がありました。ここ数年、流行ってますが、札幌ではそこまで?かな?
全部のカードを広げてくグラン・タブロー、ルノルマンカードが発売された19世紀半ばには素人向けの占い方だったのに、今じゃ高度な占い方とされてるんですってね。
なぜ?
今のタロット占いは10枚くらいのカードを出すのが主流、ぜんぶのカードを広げない。20世紀からはこの数枚だけ出す占い方がメジャーになったからだとか。
時代とともに、昔のやり方がだんだん省略されてったんだそう(占星術もそうですね)。
(くわしくは別講座でって先生がおっしゃってたのはこちら→タロットの「スプレッド」を学ぶ―― 1960 年代から現代にいたるさまざまな「スプレッド」を学ぶ )
またはこの本↑も。
失われしまった要素の一つが「シグニフィケーター」。この言葉は伝統的占星術をしてる方にはお馴染みかと。占星術と同じようにタロットのグラン・タブローでもシグニィフィケーターを中心に読んでいくのでした。
同じようにというか、占星術からタロットにもってきたというの、衝撃的じゃなかったですか?!(私だけ?)タロット占い誕生のヒミツ!
このあと占い方の説明になりましたが、占星術の知識がある人のほうが、すんなり入ってきたかもですね。
タロットだけの人、特に今主流のタロット占い(数枚だけのスプレッド)がしっかり身についてる方ほど、グラン・タブローはめずらしい感じがされたかも。別物として、気持ちを切り替えて使っていただけたら。
グラン・タブロー=「大きな全体図」だから、ここにすべてがあるんですって。質問が変わるたびにスプレッドし直さなくてもよくて、一回のグラン・タブローで恋愛も仕事も家族も…なんでも見ていける(これもホロスコープみたい)。
基本のグラン・タブローともう1つ、「占星術のハウスを使う」バージョンも教えていただきました。これこそ、タロットを使ってるけど占星術の読みですね。
で、そのハウスを使うグラン・タブローにも種類があるみたいで、2パターン紹介ありました。オリジナル・ホロスコープ・スプレッドと、今回の講座で実習したのと。
個人的には今回やったほうのが、やりやすい気がしました(オリジナル・ホロスコープ・スプレッドは6月名古屋でのグラン・タブロー講座で教わりました)。
シグニフィケーターの選び方も、6月の名古屋でのグラン・タブロー講座では聴いてない方法がありました。札幌で教えていただいたほうがタロットらしいかな。
ご参加の皆さまはいかがでしたでしょうか?
慣れてきたら、先生が最初に言われたように、どんどん占えるようになるのでは?という予感がありませんでした?
現役占い師さんからは「これはわかりやすい」「すぐ使えそう」というお声もありました。
一方で、各カードの意味をあまり知らない方だと「??」な部分もあったと思います。
でもウェイト版のすばらしいところは、絵を見ればなんとなくわかるようにできてるところ。見たまんまでも結構読めますよね。
占星術ハウスがわからない方は、伊泉先生のサイト「運命の世界」でも簡単な解説がありますよ。
余裕があれば、本も開いて補っていただけたら。
そういえば、札幌ではウェイト版タロット一枚一枚の解説講座を今までしてないんですよね。それでもこんなに集まっていただけて、ありがたいことでした。
何年も前から「ウェイト版講座もやってよ」(マルセイユ版は2015年にありました)とリクエストはいただいていているのですが、占い方を習った今こそ、一枚一枚の話を聴きたいですよね。いつか、ぜひ。
来年春に予定してる生命の木のパス講座だと、ウェイト版の大アルカナは学べます。生命の木講座だから、占いそのものの話ではないですが…
春まで待ち遠しいですが、またお会いできる日にはよろしくお願いいたします!
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