占星術と生命の木

「生命の木は古代の宇宙観がベースになっている」と前に伊泉先生に教えていただきました。

今は、太陽を中心に、その周りを惑星が回っているとしてますが、昔々は、地球を中心に回ってると考えられてました。

古代ギリシャのアリストテレスの宇宙観

天文学と印刷展」リーフレットより

平面図だとピンとこないかもですが、これは層になったまんまるの球。玉ねぎを一枚一枚むいていくと最後に地球という芯がある、みたいなイメージで「天球」というそうです。

この宇宙観から生まれたのが伝統的占星術ですけど、生命の木もこれを取り入れてるのだとか。

まんまるの天球図と形は違うけど、上↑の10に地球、9に月…と惑星たちが当てはめられています。

たとえば金星が当てはめられた場所には「愛」や「美」が関係するわけですね(占星術の惑星の意味が、生命の木とぜんぶぴったり重なるわけではないですが)

占星術の発想――星が動いた→地上でも何かが起きる(水星逆行中だから交通機関が乱れたとか)――も生命の木に影響を与えたそうです。「上にあるものが下のものをつくっている」ですもんね。

こういった占星術との関連から生命の木を学べるのが11/9の札幌での講座(名古屋のはタロットといっしょに学ぶバージョン)。

カバラ思想のエッセンスである「生命の木」の基礎をわかりやすく解説します。

もともと「生命の木」は、近代の「科学革命」以前の宇宙観に基づいています。そのため、古代から始まる占星術の世界観との間には深いつながりがあります。

今回は「生命の木」の重要な要素である「セフィロト」と呼ばれる10の領域の意味を、それぞれに対応する占星術の惑星との関係から解き明かしていきます。それによって、「生命の木」を理解するためには欠くことのできない「大宇宙と小宇宙との照応」という考え方も理解できるようになります。

また、「生命の木」を介して、「大宇宙」の惑星と「小宇宙」としての人間の精神の諸機能のつながりも見ていくことで、逆にかつて占星術が前提としていたホリスティックな世界観を再発見することにもなるでしょう。

講座案内文より

◆占星術の惑星との関係で学ぶ「生命の木」

11/9(土)
時間:1〜5時(4時間)
講師:伊泉龍一先生
会場:札幌市内中心部
受講料:¥12500(前払い)当日現金払いは¥13000

「生命の木」の入門編です。占星術を知らなくても大丈夫です。

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