大アルカナを7枚ずつわけるなど

この春のウェイト版大アルカナ講座では、22枚の大アルカナを、7枚ずつにグループ分けして教わりました(愚者を除き)。

「これはウェイトが考えたものじゃない、でもこう分けることで、ウェイトの意志がはっきりするから」ということでした。

1~7、8~14、15~21、7枚ずつが、ひとつながりのストーリーなんですね。外の世界との関りで「自分とは何者か」つくっていく段階から、思い通りいかない時に内側を見つめ直す段階、そして3段目の変容のプロセスへ。

縦に見ても、関連がわかりますよね。いちばん左の列、魔術師と力は、どっちも頭の上に∞のマークがあるなーとか。

この形で並べることで、みえてくるものがあります。

このグループ分けはレイチェル・ポラックさんが考えたもの。

(正確には、レイチェルさんはいちばん上の段を1~7、下の段を15~21にしたけれど、講座では逆のほうが説明しやすいから写真の形にしたそうです)

おかげでわかりやすくなったんじゃないでしょうか?

作者ウェイトの解説書は、一般人にはあまりに不親切ですもん…神秘主義思想を書いてるんだから仕方ないけど…

でも

ウェイトが占いをぞんざいに扱ったから、かえって、良くないタロット占いが広がってしまった、と(「タロットの書 叡智の78の段階」より)

ウェイトの解説は読んでもわからん→占いに使えない→シンプルな「決まりきった言葉」だけの解説書があふれる→そこに載ってる単語で占う。

「それではもったいない、タロットはもっと複雑で深いものなのに」という思いでこの本を書かれたのかな。

今度の講座は、レイチェルさんの考え方に触れられます。ウェイト=スミス・タロットの解釈をもう一歩進めたい皆さま、ぜひ!

レイチェル・ポラックの『タロットの書』――神話と心理学的な観点から導かれた1980年代以降のタロットのイメージの世界の原点を理解する(全2回)

10/16&11/13(火)
1~4時(3時間)
伊泉龍一先生
名古屋栄にて
受講料:1回につき¥9,500

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