昨日、名古屋での「はじめてのカバラ生命の木」、初回。
私、いちばん印象に残ったのは、「私たちの文化は、クリエイティブな誤解の歴史」です。妄想やカン違いが、新しいものを生み出してきたのですなぁ。
生命の木も、もともとは、特定の宗教のもの。その信者だけのものだった生命の木に、なぜか(?)ギリシャ思想や錬金術や占星術やタロットを重ねてみた人たちがいて、特定の宗教に限らない、新しい生命の木が生まれたわけで。
「これ、つながるんじゃない?」って妄想がなければ、生命の木とタロットは何の関係もない別々のまま。今こんなにメジャーな、ウェイト・スミスタロットも生まれてなかったでしょう。誰かの思い付きが、こんなふうに発展するなんてね。
そうしてできた新しい生命の木は、宗教と反対になってるのが、またおもしろいところ。宗教といえば「信じる」ことだけど、マジカル・カバラは「これさえ信じていれば大丈夫」じゃなくて、自分で考えることの大切さを教えてくれる。
次回は3/6(月)、同じく1時半から、同じ場所です。
タロットの大アルカナとの対応、6~1のセフィラー解説、占星術との対応についてを予定しています。
1回目はいけなかったけど、次は行ってみようかな~という方、もしいらっしゃいましたら、お知らせくださいね。2回目講座の前に、1回目の内容をお話することもできますので、よろしければ。
なお、今回の歴史のお話をもっと知りたい方は、こちらの本もぜひ。エリファス・レヴィとか黄金の夜明け団とか、くわしく載っています。
◆はじめてのカバラ生命の木(全2回)
二回目3/6(月)
13:30~15:30(1回に2時間ずつ)
名古屋栄にて
受講料¥6,500
こちらはぜんぶで4時間の入門編です。生命の木の全貌を知りたい方は、札幌へ!
札幌◆カバラ生命の木
4/8土4/9日5/13土5/14日(全4回)
伊泉龍一先生
1回3時間ずつ、全部で12時間です。
受講料¥38,000(お支払いは4/8と5/13に¥19,000ずつです)
お問合せ・お申し込みは
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