4月5月にあったタロット集中講座で手薄になった、4枚のカードを中心に解説いただく大アルカナの特別編、タロットが語る「人生の物語」。
初日は「運命の輪」を徹底的に。
私たちは誰でも、ある前提・世界観の中で生きてる、と。20世紀の日本に生まれたら、この時代のこの地域の価値観が刻まれてるんでしょうね(意識せずとも)
ヨーロッパだと朝はシリアル、昼はサンドイッチとりんご、夜はソーセージとチーズとか、毎日同じメニューの人も多いけど、日本じゃそうはいかないから献立に悩み、家事に煩わされるんだろうな、とか。
個人的な環境で育まれてきた価値観も、それぞれありますよね。しあわせの形、こうでありたい姿など…
「こういうものだ」があるから、問題や悩みができてくる、ではその前提がなくなったら?
輪っかが回ったら、上のものは下に落ち、下のものは上にあがる。「運命の輪」カードは、「ありとあらゆる価値観は変わりうる」ことを見せてくれるカードみたい。
そういえば、ひと昔前ならファスト・ファッションはダサいと言われてたけど、今やファッション誌にユニクロ特集があるくらいで、世間の評価がこうも変わるとは。なんてこと、いっぱいありますもんね。
絶対的な良い/悪いはない、車輪は回る、でも「運命の車輪」の動物たちは今いる場所にしがみついています。こんなふうになってない?気づきなさいよ!という風刺のカードだそうで。
「これが絶対的な良いものだ」と信じると囚われてしまうこともある、教皇(のネガティブ)との対比もありました。
枠組みから自由になろう!
さて、この輪っかを回してるのが、目隠しをした運命の女神だというのが、マルセイユ版のおもしろいとこじゃないです?
人間を見ないで回してる、見守ってくれてない。
「努力したから上げてあげるねー」でもない、「失敗したから落とすねー」でもない、なんかわかんないけどうまくいったり、いかなかったりする。
因果応報じゃないカードなんですよね。がんばったのに報われないなら「なんで?」と言いたくもなるけど、そういうときはまた別のカードの視点が必要になる、というお話も。
二日目に続きます。
「また中華〜?!」と言われた懇親会ですが、さすが食べログ1位です。皆さんから「今までの中華街でいちばんおいしかった」とのお声が。よかったー!
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