レポ★天王星と海王星と冥王星の象徴的意味―エソテリック占星術からニューエイジ占星術まで2019/7/28

前日の◆元型としての惑星①――心理占星術による7惑星の意味に続いて、二日目は天王星・海王星・冥王星。昔の占星術には入ってない3星です。

「コペルニクス的転換」て比喩で使いますけど、占星術の歴史では文字通りの意味ですよね。地球が中心と思っていたら、太陽を中心に地球のほうが回ってたなんて。今までの理論は何だったの??ですよね。

昔の宇宙観だと、天上は完全な世界。完全=円だから宇宙は真円、7は特別な数だから惑星も7つ。それはそれで美しいものの、観察ではなくて「観念」によるものだったとか。

ちゃんと観察してみたら、あれ?真円じゃなくて楕円じゃない?(ケプラーさん)。星も7つじゃない、衛星もあるよ(ガリレオさん)、発見されていきますわね。

肉眼では見つけられなかった天王星ほかも発見されました。今では当たり前に使ってるけど、誰がどうやって占星術のシステムに組み込んだのか?

それは現代占星術の父アラン・レオ。意味の元は神智学協会の教えだから、彼の占星術はエソテリック(秘教の)占星術と呼ばれると。そのあたりの紹介がありました。

今の占いを見てると、天王星の影響はすごいっ!みたいな感じですけど、アラン・レオのころは一定以上の進化をした人にしか、天王星のバイブレーションは感じられないとされてたんですね。

天王星は水星のオクターブ上の星。まだ低次の人間は水星の普通のコミュニケーションしかできないけど、天王星のコミュニケーションは話してる途中でインスピレーションがわいて、どんどんのってくるとか…(こんな体験してみたい)

天王星を水瓶座の、海王星を魚座のルーラーにしたのもアラン・レオ、この辺の話も私はおもしろかったです。冥王星もアラン・レオの想定した星座に割り当てられてたら、蠍座の意味って今とぜんぜん違ってましたよね。

また、天王星・海王星・冥王星、それぞれ発見された時代の出来事が、その星に重ねられていったのも興味深いです。

アラン・レオより後の人たちによって、エソテリックから心理学化されていき、副題にあるニューエイジ占星術に至ると。「宇宙意識」「意識の変容」、だいぶスピってきますね…

二日間ご参加の方も多かったですが、皆さまいかがでしたでしょうか?

天王星・海王星・冥王星については、この本の解説がくわしいと紹介ありましたね。牡羊座から魚座まで、天王星・海王星・冥王星がどのサインにいるかによってどうなのかも書いてありますよ。


札幌教室、次の予定が決まりました。くわしい案内文はまだなのですが、日程は下記のとおりです。

◆生命の木と占星術の惑星

11/9(土)1〜5時
講師:伊泉龍一先生
会場:札幌市内中心部

◆78枚のタロット(ウェイト版)で「グラン・タブロー」を実践する方法

11/10(日)1〜4時
講師:伊泉龍一先生
会場:札幌市内中心部

お気持ちに合うものがあれば、またいらしてくださいね!またお会いできるのを楽しみにしております。

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