それまでの価値観を覆した人

今日はこれ聞いてきました。

先月いった名古屋市美術館の展覧会「印象派からその先へ〜吉野石膏コレクション」の解説です。

講演で、おっと思ったのは「歴史に残るのは、それまでの価値観を覆した人」という言葉。

今の私たちが知らない画家さんにも、素敵な絵があります。下手じゃない、上手なんです。でも後世に名を残せなかった、なぜ?

その時代の「当たり前」で描いてたら、ただの上手な人で終わってしまうんですね。

表現の仕方、もしくは内容、テクニック、なにがしか革新性があった人が残ったみたいです。そんなの今までなかったよ!という衝撃。

タロットなら、どうでしょう。

それまでなんの関係もなかったカバラとタロットを結びつけてみたエリファス・レヴィ。この人がいなかったら、メジャーなウェイト版も生まれなかったですね。

そのウェイト=スミスタロットも斬新。小アルカナにはじめて絵をつけたんですもんね。

そして「タロットの母」イーデン・グレイ。1960年に出した彼女のタロット本は、タロット占いを大きく変えるものとなりました。

「あなたはの人生はこう」「未来はこうなります」決めつけの占いから、「人は成長できるもの」「未来は自分で切り開くもの」という新しいタイプの占いへ。

6/17〜の「自己成長と自己変容のタロット」講座では、イーデン・グレイ系のタロットを学べますよ。

◆自己成長と自己変容のタロット―「フールズ・ジャーニー」としてのタロット(全2回)

講師:伊泉龍一先生
日時:6/17、7/29(月)1~4時
会場:パティオ伏見、地下鉄伏見駅5番出口から徒歩5分
受講料:1回分¥9,500、2回分全納¥18,000(前払い)

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