伊泉龍一先生「生命の木で悩みを考える」シリーズ
今回は、「みんな」に羨ましがられたい、そうできないと現実を忘れて夢の世界にいる、人生を変えたいのに変えられないのはなぜなのか、というようなお話です。
「みんな」が基準になってしまう仕組み
自己肯定感が外側の評価によって決まってしまう状態にいると、どうしても「みんなにどう見られるか」が人生の基準になってしまいます。
ちやほやされれば自己肯定感は上がり、そうでなければ下がる。このシンプルな構造から、「みんなが羨ましがる人生を生きたい」という願望が生まれるのは自然な流れです。
世界中から賞賛されるとまではいかなくても、せめて自分の知っている範囲の人たちから「いいな」と言われたい。あるいは、もう少し控えめでも「他の人と比較して惨めじゃない人生を生きたい」と思うようになります。
ここで重要なのは、人生を考える基準が「私が」ではなく「みんなが」になってしまっていることです。
「とにかくお金を稼ぎたい」という発想
みんなに羨ましがられるようなライフスタイルを送るには、お金は強力なツールです。そこで「どうやったらお金が稼げるか」という発想になると、人生の指針がお金稼ぎになってしまいます。
ここで注意すべきは、「何かをやりたいことがあって、その結果としてお金を得る」のではなく、「とにかくお金を稼ぎたい」という思考になってしまうことです。この「とにかく」という言葉がポイントで、そこには「何か」が欠けているのです。
推し活という現代的な逃避
一般ウケする方向へ自分を寄せていくために全力投球していると疲れ切ってしまいます。
それがうまくいかないと夢の世界(9)に逃避するケースもあります。現代でいえば、推し活もその一つかもしれません。

推し活自体が悪いということではありません。問題は、人生の120%を推し活に注ぎ込んでしまって、本来なら「私自身が輝く」ことを目指すべきなのに、「推しの光で私も輝いている」という錯覚に陥いること、現実を忘れてしまうことです。
そして、推し活で盛り上がった翌日にSNSを見ると、知り合いの自慢話が目に入り、現実に引き戻されて嫌な思いをする、このような循環が続いてしまいます。
「自分は変わらないまま人生を変えたい」という幻想
「人生を変えたい」と思ったとき、多くの人が陥りがちなのが「自分は変わらないまま人生を変える方法」を探してしまうことです。おまじない的なものや「これさえすれば一発逆転」ノウハウなど。
これは、意識が外側の現実(10)を変えることにだけ向いているからです。生命の木で8から6に意識が向かえば「自分をどうやって変えていこうか」という発想になりますが、8から10に降りていく意識では「自分はこのままで、ある日突然状況が好転する」ことを期待してしまいます。

自分を変えずに人生は変えられない
多くの人が「人生を変えたい」と言いながら、なかなか変われずに3年、5年と過ぎてしまう経験をしているかもしれません。これは決して珍しいことではありません。
しかし、意識を生命の木の上の方向に向けてみると、人生を変えるということは結局「自分が変わる」ということ抜きにはあり得ないということに気づき始めます。
自己認識という第一歩
例にあがったパターンを聞いて「それ、私のことじゃん」と思った方がいらっしゃるかもしれません。それは実は、とても重要な気づきです。
「私もそういうところがある」という自己認識こそが、6の意識に近づいている状態なのです。自分で自分を見る目線、客観視ができるようになるのが、変化への第一歩となります。
バランスを取り戻すために
繰り返しになりますが、外側を意識することや、お金を稼ぐこと、推し活を楽しむことが悪いわけではないのです。問題は、そこに意識が偏りすぎて、バランスを失ってしまうことです。
もし今、生きづらさを感じているなら、一度立ち止まって、自分の意識がどちらに向いているかを観察してみることから始めてみてはいかがでしょうか。その小さな気づきが、新しい可能性への入り口になるかもしれません。
生命の木を使って変化していくことにご関心がある方は、有料の生命の木講座も受けてみてくださいませ。
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