毎回大アルカナ1枚ずつ、3種のデッキの絵についての講座、次回は「星」です。

マルセイユ版とウェイト版の絵はわりと似ていますね。
空には大きな星がひとつ、それを囲んで小さな星が七つ。地上では裸の女性が両手の壺から水を流している。背景には木があって、鳥がとまっている。
『リーディング・ザ・タロット』を見ますと

「星」のカードは、これまでの比較的シンプルな図像のカードとは異なり、複数の細かなモチーフが組み合わされ、なかなか凝った絵となっている。
そこには非常に意味深で、なにか特別なシンボリズムが含まれているように見えてはこないだろうか。
『リーディング・ザ・タロット』p.258.
ということで、この絵のシンボルを探るいろいろが書かれていました。講座ではそのあたりの紹介もしていただけるのかな。
↓の図は「曙」の擬人像、17~18世紀における宗教的・世俗的寓意の大半の性格を決定づけたと言われるチェーザレ・リーパの『イコノロギア』から。擬人像や寓意画を描く芸術家の手引書としても影響力があったようです。

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)
水差しを持った人物は、ギリシャ神話にもいます。美少年ガニュメデス。美しすぎる少年に目をつけたゼウスは、ワシに変身して誘拐し、天上に連れて行きました。神々にお酌する係にしたんですね。

ガニュメデスはのちに水瓶座になりました。マルセイユ版は生命の木とは関係ないけれど、生命の木で「星」カードのパスに対応する占星術の象徴は水瓶座なのが、おもしろい偶然。
また、美少年ガニュメデスは神から「永遠の若さと美」を与えられたと言います。ウェイトのテキストにも「永遠の若さと美」って出てきたりしてね。

上の著者グリアさんは水瓶座マークのジグザグ線を、

生命の木の閃光、生命の木の上から下へ降りていくエネルギーの流れにも似て、みたいにも書いてます。(前回の「塔」でもウェイト版でギザギザの動きの話がありましたね)
これまたガニュメデスの物語を思っちゃう。ゼウスは雷を使うし、少年をさらいに地上へ降りて、また上昇して天に連れてく、上へ下への動きあり。
個人的に「星」のカードは、トート・タロットの中でいちばん好きな絵なんですけど、クロウリーの本は読んでもむーんとなりました。解説を待ちたいです。

YouTubeの「星」では、生きる希望を取り戻すプロセスをお話いただいてます。悩んでるときに見るといいかも。
「星」、Zoomでは11/6夜の開催です。1回だけのご受講もだいじょうぶです。皆さまのご参加お待ちしてます!

「ウェイト版」と「トート・タロット」と「マルセイユ版」の絵を比較しながら学ぶカードの意味
講師:伊泉龍一先生
Zoom開催スケジュール
次回11/6(水)20時〜21時(1時間)
受講料1回¥3,300(Zoomでも録画でも同額)
詳細・お申し込みはこちらから
https://thelema-s.com/online240221.html



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