2月のEテレ100分de名著は生命の木講座で名前が上がってたリチャード・ローティの『偶然性・アイロニー・連帯』

近所の本屋をぶらぶらしてて「お!」と目に止まりました。生命の木講座で何度か聞いたお名前だったから。

リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』

たしかパス26「悪魔」(山羊座)、パス22「正義」(天秤座)のところだったと思います。

パス26では「絶対的な正しいはない、客観的な視点はない」を学びました。人それぞれなら何でもあり?どんな意見も一つの意見なんだったら、ひどく悪い考えだって否定できないよね?いやいや、それはおかしいでしょ。というところでローティの考えが紹介されました。

当時のノートに「公:相対主義じゃない、私:相対主義」ってメモがあります。その後ローティの本を読むことなく今に至れば、なんだっけ?

上のテキストを読んでみて、ふむふむです。公共的な社会正義と私的な利害関心は統一しなくていい、矛盾したまま同時にあっていい、それはどうしてかというと…といった説明があって。

『「公私混同」はなぜ悪い?』のとこです。

あるときのパス22でもローティの名が出てたかと。

パス22は「意見が合わない人とでも一緒にやっていくためには対話して合意を目指す」。このパスには「正義」が対応するけど、それぞれの正しさを押しつけるんじゃなくて、意見を交換しながらバランスをとっていくのでした。

テキストに似たようなことが書かれてます。

価値観が対立する人々がなんとか一緒にやっていこうとすり合わせていくとき、お互いに影響されたり影響を与えたりして、自分も相手も変わりうる。だから一緒にやっていける可能性が出てくる、とか

何を良いと思うか一人ひとりの「善」は違っても、それを調停して合意してくのが正義(パス16「司祭」とパス22「正義」の関係みたい)とか

『共感によって「われわれ」を拡張せよ!』のとこではパス21「運命の車輪」も思いましたし、生命の木の復習してるみたい。

ご本人の本には挑戦できなかったけど、これくらいポイント絞ってあるテキストならまぁ読めた(生命の木を聞いてなかったらこれでもわからなかったかもしれないけど)。テレビも見てみよっかな。2/5(月)から

コメント