伝統的占星術の本

「占星術の勉強は、語学を学ぶようなもの」、占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈までのあとがきにありました。

そうだなぁ、英語も、アルファベットを学び、単語を覚え、文法を習い、その積み重ねで、やっとちょっとずつ読めるようになるんですよね。中1の春には読めなかった英字新聞が、高校生ならまぁまぁわかる、とか。

伝統的占星術も、たしかにそう。覚えるのが嫌で敬遠する人もいるのだろうけれど、逆に、ルールにそって読んでいけば答えが出せる、「パズル解きのようなおもしろさがある」と、下の本にありました。

占星綺想

解説本ではなくて、エッセイですが、伝統的占星術が紹介されてるんですよ。

その昔、占星術の偉人達がやってた方法をなぞってみる試み。プトレマイオスにはじまり、ニコラス・カルペパーやウイリアム・リリーが、どうやって星を読んでいたか?実際のやり方が載っているのがおもしろいなーと。

占星術で病気を調べたり、盗人を探したり、悪い星の影響を弱めるための魔術があったり(やってみたい!)、人相・手相にも星が関係しているとか。昔の人たちは、こんなふうに世界をとらえてたんですねえ。

占星術の歴史も、わかりやすいです。アラン・レオに始まる現代占星術が目指したもの、心理占星術が生まれた背景、古い占星術の復興の動きなどなど知っておきたいことがまとまってます。

伝統的占星術にご興味がでてきたら、講座もありますよ。
◆西洋占星術入門――「ハウス」の考え方とホロスコープの解釈の手順を学ぶ【名古屋】伊泉龍一先生

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