ウェイト=スミス・タロットの絵を描いたのは前回までのパメラ、今回は絵をディレクションしたアーサー・E・ウェイトについて
細かい話をしたらいくらでもあるんでしょうけれども、今回はウェイトとタロットの関連の全体像をざっと。
もともとイギリスになかったタロットを作って広めたお人。それまでのタロットはフランス産で、カードそのものだけじゃなく、思想もフランスが先行してたんですね。
タロットと生命の木を結びつけたのはフランス人エリファス・レヴィ、それを発展させていったのがイギリスの結社ゴールデン・ドーン
今日のお話では、ウェイトはゴールデン・ドーンに加入するよりも前に、エリファス・レヴィの本を英訳してたというのが興味ひかれました。
『The Mysteries of Magic: A Digest of the Writings of Eliphas Levi』
そのほか今日、名前があがった本
ウェイト自身によるウェイト=スミス・タロット解説書『The Pictorial Key to the Tarot 』
ウェイトの伝記『A.E.Waite: Magician of Many Parts』
ウェイト本人による自伝本『Shadows of Life and Thought』
ウェイトのビブリオグラフィー(出版目録)『A.E.Waite: A Bibliography』
質問コーナーではこんな話題がありました。
- 『The Pictorial Key to the Tarot 』では絵の描写だけ見て、占い上の意味は無視した方がいい
- ウェイトはカトリック、クロウリーはアンチキリストだから、ウェイト版とトート版では絵に使われる象徴が変わってくる
- 占い好きじゃないウェイトがタロットを作ったのはなぜか
「ウェイト版タロットを理解する」次回Zoomは7/21です。
講師:伊泉龍一先生
朝11時から20〜30分+質問・雑談タイム30〜40分
受講料フリー、入退室自由
開催日当日に↓のページ内にあるZoom入室リンクからご参加ください
https://thelema-s.com/online221111.html
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