昨日このバレエ公演をみてきました。まだ脳内でチャイコフスキーが鳴り響いてる…
青く静かな湖のシーン、白鳥たちの群舞、美しかったー
今回のは脚本がアレンジされていましたが、クラシックな『白鳥の湖』は王道のストーリーですよねぇ。ロマンチック・ラブと、悪との戦い。
成人を機に、母からお妃選びを急かされる王子。「恋をしたこともないのに結婚なんて」憂鬱に沈んで向かった湖で、白鳥に姿を変えられた美しい姫と出会う。
恋に落ちた二人。悪魔の呪いを解くには愛の誓いが必要。王子はそれを約束する。
だけど悪魔は悪いやつ。オデット姫そっくりな娘オディール(ブラック・スワン)をつれていって王子を騙し、ブラック・スワンに永遠の愛を誓わせてしまう。
悲嘆した姫は湖に身投げする、王子も後を追う。愛の力で悪魔は倒され、二人はあの世で結ばれる。
生きたまま悪を倒して姫を手に入れてたら、ずばり「英雄物語」なんだけど。
白と黒の馬にひかれてく「戦車」の絵、白鳥と黒鳥の間にいる王子にも見立てられる?!
「戦車」の二頭の馬について、伊泉先生の本でプラトンの『パイドロス』がひかれています。
彼の一頭の馬のほうは、資質も血すじも、美しく善い馬であるけれども、もう一頭のほうは、資質も血すじも、これと反対である ”
『タロット大全』p.780.
まさに白鳥=姫とブラック・スワン=悪魔の娘のようじゃないですかー。
関係ないですが、チャイコフスキーの『白鳥の湖』が使われてる映画、ウディ・アレンの「タロットカード殺人事件」(原題:Scoop)
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