プトレマイオスは自分では占星術をしてなかった?

プトレマイオスの占星術書『テトラビブロス』が難しくて進まない。

たしか、この本にテトラビブロスのことが書いてあったのでは?

と思い出して再読してみたら「なるほど、そういうことか」というのもありました(2章「ギリシャ人の科学」)。

読んで吹き出したのがこれ

原理や方法について論じていながら、彼(プトレマイオス)がみずから星占いをおこなったようなふしがない。もし自分でもやっていたら、『テトラビブロス』ももっとわかりやすい書いていただろう。これを読んだだけでは、実際に星占いをすることはできない。

西洋占星術史 科学と魔術のあいだ (講談社学術文庫) p.61.

『テトラビブロス』を日本語訳された加藤賢一氏もあとがきで、”悪く言えば、不親切で、曖昧で、わかりにくく”、”本書に即して占ったら(できるかどうかわからないが)、どんな結果でも出てきそう”と書かれてました。

じゃあなぜ『テトラビブロス』が古典占星術の原典、聖書扱いされるのか

それ以前の人たちのバラバラの占星術研究をまとめあげたこと、そして理論づけたこと。占星術を魔術的にでなく、おとぎばなし的にでもなく(当時の)自然哲学・自然科学でもって説明した。功績は大きいですよね。

まぁちびちび読もう。

で、こっちの本の表紙絵は人体に対応するサインが描かれてますね。

頭のてっぺんに羊、首に牛、腕につかまってる双子(かわいい)、蟹は胸に…

対応する体の部位からも星座の意味が生まれます。牡牛座は首・喉→歌う、双子座は手→器用などなど、そんな話も盛り込まれたテキストから学ぶ星座講座↓

神話で読み解く占星術の12星座の物語

伊泉龍一先生の占星術講座:神話で読み解く占星術の12星座の物語

ギリシャ=ローマなど世界の神話から12星座の意味を学べるクラスです。毎月、その月の星座のお話です。気になる星座、聞いてみたい回だけでもOK.終わっている回も録画受講できます

  • 牡羊座:4/8,4/22
  • 牡牛座:5/6,5/20
  • 双子座:6/3,6/17
  • 蟹座:7/1,7/15
  • 獅子座:7/29,8/19
  • 乙女座:9/2,9/16
  • (天秤座よりあとは未定)

講師:伊泉龍一先生
20時〜21時(1回1時間)
受講料1回¥3,000

お申込みはこちらから↓

伊泉龍一先生の西洋占星術講座◆神話で読み解く占星術の12星座の物語(オンライン講座)
伊泉龍一先生の12星座講座。ギリシャ=ローマ神話やユング心理学ベースの12星座解説です。牡羊座から魚座まで、聞きたいサインだけでも受けられます。

コメント