昔をのぞく

メタバースかぁ、meta(超)+universe(世界)、最初は1992年のこの本らしいですが

コロナ→リモートの流れで一気に進むんでしょうか。仮想空間でアバターで生きていく。

想像したらなんか虚しくなって過去にトリップしてきました。

古川美術館分館、爲三郎記念館

昭和9年(1934)の数寄屋造り。ガラス張りの縁側から木々を眺められるのいいな。中はカフェでお茶もいただけます。

本館ではこれ。

19世紀後半の印象派と20世紀のエコール・ド・パリの展示。

占い関係ないけど、制作年を見ると、1875年といえば神智学協会ができた年だな、1888年は黄金の夜明け団ができた年、などと思い浮かんでしまう。

ウェイトやヴラヴァツキーはこういう風景を見てたのかぁ、そのころの人たちはこんな服装でこんな家に住んでこんな遊びをしてたのかぁ、から、今とはずいぶん違う感覚だったろうなと思い至ります。

そして上のモネの絵のように、工場の煙突が描かれるのは産業革命以後。同時代のルノワールも、もともと磁器の絵付け職人だったのが、機械化で仕事を失くして画家になったといいます。産業革命の始まりの頃に発見された天王星が、人々の生活をドラスティックに変えてったのだなぁ。

またエコール・ド・パリの画家さんたちはボヘミアンと言われてました。これも天王星+海王星の元型ですね。伝統的な習慣を離れて、自由奔放に生きた芸術家たち。

古川美術館開館30周年記念特別展Collector’s exhibition2「印象派とエコール・ド・パリ」〜2021/12/19まで

公的美術館と違って展示数は少ないけど、個人のコレクションには独自の視点があっておもしろいです。

「叫び」で有名なムンクがムンクになる前の、印象派みたいな明るい絵を描いてたのも意外でした。

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