この前、小惑星ケレスのお話きいてて、小児科医:熊谷晋一郎さんのことを思いました。
車椅子を使っている熊谷さんは、小学生の頃、介助してくれる親がいなくなったら自分は生きていけないと気づいたんだそうです。そこで大学進学で親元を離れ、いろんな人の助けを借りながら暮らして、思い至ったのが
「自立とは依存先を増やすこと」
依存先がひとつしかないと、それを失ったらやってけない。でもいっぱいあれば一つ失ってもやってける、と。なるほどと思いました。
デメテル(ケレス)の神話では、娘を失ったら何も手につかなくなっていました。この子がいなかったら生きてけない…
そういう気持ちの人に、いきなり「依存をやめよう」って言ったって無理ですよね。「依存する先を増やしていこう」なら、まだできるのかも。
子どもや恋人、人間以外の物でも、何か一つだけを生きる糧にせず、あれも好き、これも大事、それもいいって、薄く広く分散させてくといいのかな。
熊谷さんによると、逆に「身近な人に依存することができない」という問題もあるみたいです。人に頼らずに生きていける自分に自己依存するとか…
これは次のパラスの問題になるのかも。
私はこっちのが身につまされるな。。。
私の母は、育児より仕事をしたい、家族といるより自分の好きなことをしていたいほうだったので、ドライな母子関係だったんです。私もそういうとこを受け継いでると思うから、ケレスの気持ちはあんまりわからないんですよね。
テキスト読んでると、パラスの・アテナのがズキズキきます。
パラスの解説は8/6の夜です。
内なる「女性性」の元型としての小惑星―女神たちの伝承と小惑星
講師:伊泉龍一先生
夜7時30分〜9時(1回90分)
受講料1回¥4,500
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