モンドリアン展、いってきた

ピエト・モンドリアン、1909年に神智学協会に入会(ウェイト=スミスタロットの出版年ですね)。

神智学協会はブラヴァツキーらによって1875年ニューヨークで設立、現代占星術の父アラン・レオもメンバーで、彼のエソテリック占星術は神智学がもとだとか。

モンドリアンは晩年まで神智学に関心を寄せ続けたと聞きます。画家さんが影響を受けるとどんな絵になるの?興味がありました。

展示作品のキャプションによると、花をモチーフに神智学のテーマ ”変身と進化” を表現してたようです。

そのひとつ、枯れていくヒマワリの絵。

《枯れゆくひまわりII》(1908)

なんとなく「隠者」っぽく見えるの私だけでしょうか。

神智学とは、すべての精神の動きはひとつの普遍的な教義に統べられると考えた神秘的な世界の見方

(作品のキャプションから)

全部がぜんぶ神智学的な絵じゃないですけどね、こういう考えをもって ”純粋な絵画を求めて” (展覧会の副題)、いきついたのがあの〈コンポジション〉シリーズなのかぁと思うと感慨深いです。

モンドリアン展―純粋な絵画を求めて 豊田市美術館にて9/20まで

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