前回は木星を終えて土星にちょっと入りました(テキスト1ページ少々、全体の2割ほどまで)。
この講座では、神話をとおして惑星を学んでいます。出てくる”神さま”たちは至高の存在というよりも、人間みたいにあれこれやってくれてるので、惑星の特徴をイメージしやすいです。
先日の生命の木講座で、”マルクトのレベルでは、神を人のようにイメージする” というお話がありましたが、ギリシャ・ローマの神々はマルクトで体験できる神の姿だな。キャラクター豊かな人格神。
土星にまつわる神はサトゥルヌス(ローマ)―クロノス(ギリシャ)ですけど、息子の木星―ユピテル(ローマ)―ゼウス(ギリシャ)みたいにいろんな神話が残されていません。
子どもに殺されないように、生まれてくる子どもたちを飲み込んだ話くらい?
その厳しさから、土星をユダヤ教の神と結びつけた人たちもいたということ。一神教の神はギリシャ・ローマの神々とは大違いですし、もとを同じくするキリスト教の神ともまるで違う、前回はそういうお話もありました。
暴君的な父クロノスは、息子ゼウスの反逆で、冥界よりもさらに下のタルタロスに閉じ込められたといいます。その一方で、”古代ギリシャ人たちはクロノスがすばらしい黄金時代の統治者だったことから、その残虐さを免除した” とも木星のテキストにあります。
ホロスコープ上の土星を、タルタロスの暗黒領域にとめおくままにするのか、それとも黄金時代の支配者としてクロノスを扱うのか。次回はそんなお話も聴けるのかな。
ケヴィン・バークさんの本の土星欄(75〜78ページ)は、この講座の土星テキストを要約してくれてるような感じ。
(この本、分厚いからかなぁ、真ん中が何箇所も割れてしまいました…テープを貼るのも気が進まないので、いっそぜんぶ分解しようかな)
6/11「土星」の続きです。
神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編
夜7時30分〜9時(1回90分)
受講料1回¥4,500
講師:伊泉龍一先生
★テキストあります
★終わった回は録画配信できます。
コメント