本「オリュンポスの神々の歴史」

再ブームがきてるミロ。

ネスレのブランドヒストリーを見ると、

紀元前600年ごろのギリシャ神話に出てくるチャンピオンアスリート、Milon(ミロン)が製品名の由来です。

へぇー古代ギリシャの人からとってるんだ。検索してみたら、ミロンという人は雄牛を肩にのせて鍛え、古代オリンピックで24年間無敗?

あのピタゴラスの娘婿なのも驚き!

古代ギリシャといえば、この本、読んでます(まだ半分)。

オリュンポスの神々の歴史

神って何なのか?見た目も人間みたいだし、神とは思えない言動をするし、人間が神になったり、神が人間に格下げもあったり。

時代時代で人が神々とどう関わってきたか書かれる中で、笑ったのは呪詛版。神頼みの暗黒バージョンですね、呪いを刻んだ板が大量に発掘されてるといいます。

この呪文の数が非常に多いことから判断すると、古典期アテナイでは人々はひっきりなしに互いに害を与えあおうとしていたように思われる。

―オリュンポスの神々の歴史75ページより

呪詛版がたくさん掘り出されるのは鉛の小版だったから説を聞きました。護符のように宝石や貴石で作られてたら盗まれたり売買されたりで散逸しただろうけど、鉛じゃ価値がないから。結果的に呪いのほうが何千年も残ってしまうとはねぇ。

家族の肖像としての12神、デルフォイの神託所、プラトンの天上のビーナス/地上のビーナスなどなど、神話で学ぶ占星術講座を聴いてる今だから読むとおもしろいところ、いろいろ。

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