バロック、南と北

毎度楽しみにしてる山田五郎さんの巨匠対決シリーズ、今回は「カラヴァッジョVSレンブラント」

昨日実家でなにげなく母に話したら「えー!いいなぁ。わたし毎週ぶらぶら美術館見てるのよ」って、羨ましがられました。知らなかったわ。

子どもの頃に連れられてったのが美術館巡りの始まりなのだから、まぁ好みは似てても不思議じゃないわな。

さてバロックといえば、明暗のコントラストが強いのが特徴。劇的なカラヴァッジョの絵がかっこいい!と思った人たちがヨーロッパの北へ広めたそうですが、

太陽さんさん南のイタリアとヨーロッパの北では、そもそも見える光が違いますね。

人的環境も対照的。

貴族や教会というビッグスポンサーがついて派手派手しいカラヴァッジョ。やらかして追い詰められても、エライさんが助けの手を差しのべてくれました。信じていれば神が光を与えてくれるカトリックの世界。

レンブラントのオランダでは宗教画の注文はなく、一般市民がお客様。家のローンが払いきれず破産、家族の不幸も続き…自分の内側を見つめるしかなかったでしょう。自身で光を見つけなさいというプロテスタントの世界。

気候風土、文化の違いが今よりもっと大きかったんだろうなぁと思うと、タロットも??イタリアで貴族が遊んでたカードが、北上しながら暗さをまとい、内面にアプローチするものになってったのか?

タロットといえば、次回4月はギュスターヴ・モローだそう(vsロセッティ)。大好きな画家さん、かつエリファス・レヴィのフォロワーですからね。絶対行く!

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