タロット集中講座―大アルカナ編4回目2019/12/9名古屋

10月からのタロット集中講座ー大アルカナ編全4回の最終回。

上の段の4枚をしっかり、下の段4枚はワンポイント解説となりました。

まず「死」のカードを例に、タロットは詩のようにイメージするもの、というお話がありました。

昔々、タロットが生まれた頃の絵画は、形のないものを描いていて(たとえば「愛」など)、抽象的なことがらを読み解くものだったんですね。

タロットの絵も同じく、教訓、風刺、徳のある生き方が描かれていると。

たとえば「死」のカードが出たら、文字通りの「死」がやってくるととるんじゃんなくて、「死」からイメージされる何かを教訓にできるということ。

では「死」の教訓は?

時間は一方通行、二度と戻らない一瞬一瞬を生きてると思い出せ!

神の家(教会)でさえも雷に打ち砕かれている、この絵からの教訓は?

どんなに積み上げてきても、壊されることがある。

それでも神の怒りの原因を探して、捧げものをして怒りを鎮める?なんとかしてコントロールしたいという身勝手な願望を捨てるのが、次の「星」のカードで

「こうしたい」を水に流したら、開かれた姿勢で、今ここを楽しめる「太陽」

「目的・理想をきっちり決めすぎると、かえって可能性が狭められることもある」という話、個人的には胸にストンです。

目標達成に関係ないものは無駄だと切り捨てちゃうと、なんとなくおもしろそう!とやってみる機会も失ってしまう。

ひとつ上の「神の家」は高い塔。上から見下ろして知ってる気になっても、何も体験していないんですね(だから人が地に落ちてきてる?)

体験もしないで予想・想像から不安になるのは「月」の病でしょうか。

これこそ風刺の絵ですね、天体観測する占星術師を犬に変えて描いてるという。未来予測の愚かしさ。

わからない未来を思い煩って、この瞬間を楽しめなかったら本末転倒ですわね。

今回の4枚は、とりわけ「今をどう生きるか」にフォーカスしたお話だったように思います。

ご参加の皆さまには、ありがとうございました。皆さんのおかげで、明るいムードのこのクラスでは先生も笑顔が多かったような。

来年、小アルカナ編&リーディング編に続きます。せっかくですから、マルセイユ版コンプリートされませんか?

またお待ちしております!

あと今回、30分延長してもらいましたが…あまり聴けなかった4枚「運命の輪」「審判」「世界」「愚者」は、ご希望があれば別枠で1講座お願いしようかと思っております。皆さんのお気持ちをお知らせくださると助かります。

タロット集中講座―小アルカナ編(全2回)

1/20(月)2/17(月)1〜5時
講師:伊泉龍一先生
会場:名古屋、栄エリア
受講料:1回¥12500、2回分¥24,000(前払い)

タロット・リーディングの極意(全1回)

3/16(月)1〜5時
講師:伊泉龍一先生
会場:名古屋、栄エリア
受講料:¥12500(前払い)小アルカナ講座と一括払いで割引あります

コメント