マルセイユの大アルカナはご著書もある伊泉先生ですが、
「講座は本に書いてないことが9割。本のレベルじゃないよ」から始まった2日間。
「カードの説明を通して、占い自体を見直す」講座です。
まず一つには「いつ?」「どうするか?」を決めてもらうのがタロット占いなの?だとすると、何もかも聞きまくるの?
いや、タロットが答えをくれるんじゃない、自分で答えを見つけていくためのヒントをくれるのがタロットですよ、ということで「皇帝」の解説から。
皇帝は人まかせになんかできない、自分でどうすればいいか考え、自分で決めなきゃなんともならない立場。「皇帝みたいにやってみたら?」と教えてくれるカードです。
同じことに取り組むにしたって「気乗りしないけど人に言われたからする」のと「自分でこうと決めてする」のとでは、モチベーションから何から全然違ってきますもんね。
自分で決められない理由は「失敗したくないから」もあるかもしれない。だけど、人生の中で「正解」がわかってるものの方が少ないんじゃないかと。
それなら、うまくいくかどうかはわからないけどやってみよう!じゃないと何も始まらないのが「マジシャン」、勇気を出して飛び出ていくのが「戦車」。
この3枚は、占いじゃなくても口にしやすいアドバイスかもしれないですね。
で、気をつけなきゃいけないのは、大アルカナ全部が「とにかくやれ!」と言ってるわけじゃないこと。一つのメッセージしかなかったら22枚もいらないですよね。
「やってみたら?」というカードもあるけど、「今はどうしようもない」というカードだってあります。そこで占う側が「どうしようもないなんて言えない」と思ったら伝えられなくなります。
あるときは○○がいいけど、あるときには○○がいい、22通りのアプローチを教えてくれるのがタロットで。出たカードが質問者の願望に沿わないなら、だからこそもたらされる気づきがあるはず。
あと、皇帝・マジシャン・戦車とはタイプの違う「正義」のカードで1日目は終わりました。
中華街に向かう途中に見かけたコマーシャル、講座の内容とシンクロしてました。
2日目に続く
2日目のレポートはこちら
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