タロット講座で、いちばん多くの方が持ってこられるのが、ウェイト=スミス・タロット。
発売から100年以上もたって、また日本でまでも、こんなに人気が続くなんて、作者もきっと予想されなかったんじゃないかしら。
ここまで広がったのは、20世紀後半に、新しいタイプのタロット解説本が出てきたおかげでしょうね。
今では想像できないけど、1950年代より前のタロット本は魔術用しかなかった…神秘思想がえんえんと書かれてて、占いに役立つような内容じゃなかったそうです。
先月までの「タロットのスプレッドを学ぶ」でそのあたりの歴史、教わりました。
じゃ、新しいタイプの本って??
「内面を変えたら、現実が変わる」
「自己成長・意識変容のためのタロット」
ポジティブ・シンキングやニューエイジ、東洋思想などの考えが取り入れられたもの。
そういう本の登場で、占い方も変わりました。
「未来を予言しない」
「自分のあり方を考える」
個別の悩みにフォーカスして、どう解決していくか。心理学的な、今風の占いができました。
ということで、今月からの講座は!新しいタイプの本の中でも、ロングセラーを続けている名著を紹介していただきます。
レイチェル・ポラックの『タロットの書』、ウェイト=スミス・タロットの解説書です。
ウェイト=スミス・タロットがお好きな方、ウェイト=スミス・タロットを使って占ってる方、また欧米のタロティストの考えを知りたい方も、ぜひぜひ聞いていただきたい!お待ちしております。
◆レイチェル・ポラックの『タロットの書』――神話と心理学的な観点から導かれた1980年代以降のタロットのイメージの世界の原点を理解する(全2回)
10/16&11/13(火)
1~4時(3時間)
伊泉龍一先生
名古屋栄にて
受講料:1回につき¥9,500
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