我が身をかえりみる

今回のウェイト=スミス大アルカナ講座は、人の心の動きを追うような、連続した物語みたいにお話いただいてます。

たとえ話が身につまされます。

「きれいで人気者のA子ちゃん。勉強でもかなわなかった、その上、大好きなCくんまでもA子ちゃんを好きに…」

女子高生でもないし、大好きなCくんもいないにもかかわらず、どうも他人とは思えないB子さんなのでした。

自分のダメさを認めると、孤独です。居場所がない。「なんでこうなの?」考えちゃいます。事情があったと言い訳したくもなる。でも、同じ状況でもA子ちゃんのような人たちは、うまくやれているのです。ということは、やっぱり能力の問題で。

私には無理なのかなぁと思っていたところに、「もうやめたら?」て言われて、はっと気づきました。「やめたくない」って欲望に。身勝手ですね。「やめるべき」と「やめるの寂しい」の矛盾した考えに縛られている…。

次回4月は「死」のカードから。吊るされた男はどうなっていくのでしょうか。

 

前に受けたときのノートも見返していたら、ウェイトさんの大アルカナは「自己中心的な欲望を超えていく」道筋を表しているようです。欲があれば耳が痛い話で、我が身をふり返らざるをえないのだけど、だからこそおもしろいなーと思うのです。

 




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