ルノワールの時代-近代ヨーロッパの光と影

ボストン美術館に行ってきました。

201604224

ルノワールが生きた19世紀後半~20世紀の初めは、産業革命→近代化で、人の暮らしが大きく変わったとき。

田舎で素朴に暮らしていた人たちが仕事を求めて集まった、都会はさぞかし刺激的だったでしょうね。お洒落して劇場に通う人たちの絵もありました。

その反面、忙しさに追われて心身ともに疲れ、貧富の差もますます激しくなりと、近代特有の「影」もあったよ、という展覧会。今さら牧歌的な生活には戻れないし、現代病のはじまりかな。

この時代って、ウェイト版タロットの作者:アーサー・E・ウェイト氏が生きてた頃でもあります。

イギリスは公害がひどく、スモッグに霞むロンドンの絵もありましたから、ウェイト氏も、近代化の光と影を感じていたんだろうなーと思うんです。急速にモノが発達していく中で失われるものとか。

ウェイト版タロット大アルカナの、「物質性」に傾きすぎず、人の中にある「霊性」を目覚めさせようというストーリーも、こういう時代だったから生まれたのかもしれませんね。

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201604223

子どものころ、母の部屋にルノアールがかかってたなーて懐かしく、顔出しパネルまでやっちまいました^ ^

 

 

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