GWスペシャル【オンライン講座】タロットの絵のミステリーを解く:その起源と象徴の謎に迫る!伊泉龍一先生のYouTubeで内容を紹介しています

タロットの絵は、なぜ変わったのか?

タロットを学んでいると、あるとき「あれ?」と気づく瞬間があります。

「隠者」は孤独な探求者でランタンを手にしている。

だけど15世紀の最古のカードを見るとランタンではなく、砂時計を手の上に乗せている老人が描かれている。しかも服装は質素どころか、なかなか豪華だったりする。

「愚者」は清々しく旅立つ若者のはずが、

最初期のカードでは髭を生やしたおじさんで、ボロボロの服をまとった「狂人」と呼ばれていた。

マルセイユ版では道化師の格好をして、犬にお供されているどころか、犬に追い払われている。

絵が変わったのなら、意味も変わったはず

こうして一枚一枚の絵の来歴を辿り始めると、ひとつの問いが浮かびます。

絵が時代ごとに変わっているなら、カードの意味もまた変わってきたのではないか?

伊泉先生の『タロット大全』は、まさにその問いから出発した一冊です。「タロットの絵が面白い」という純粋な関心から調べ始めたところ、時代ごとに絵が大きく変容していることに気づき、その変遷を追ううちに600ページを超える大著になってしまったといいます。

絵がなぜ変わってきたのか?その答えは、タロットの絵には、その時代の人々の思いが投影されているということ。

時代を映す鏡としてのタロット

マルセイユ版が生まれた時代の「運命の輪」には、車輪に必死にしがみつく奇妙な生き物と、王冠をかぶった猿が描かれています。しかも車輪には「取っ手」がついていた。誰かが意図的に回せる、ということです。現代版の、スフィンクスが鎮座する神秘的な円環とはまるで別物です。

「節制」の天使に翼はなく、「愚者」は清々しい若者ではなく、権力を批判するために「わざとイカれたふり」をしたコメディアンの姿でした。封建社会では、「狂人」と見なされた者だけが常識の枠外に置かれ、身分や権力への無礼を許された。その特権を逆手に取った芸人たちが、道化の衣装を身にまとって社会風刺を行うようになった——その時代精神が「愚者」の絵に刻まれているのです。

伊泉先生は『タロット大全』にこう記しています。「タロットの愚者のイメージには、真面目で常識的な日々の生活のパターンから逸脱し、解放されることを求めてやまない人々の願望と重なり合うところがあるのだろう」と。『タロット大全: 歴史から図像まで』541ページ


『タロット大全: 歴史から図像まで』
伊泉龍一(著)

カードの絵が、いつ、どこで、誰のために、どんな目的で描かれたのかを知ると、その一枚が持つ奥行きがまったく変わってきます。

15世紀イタリアの貴族社会から始まり、フランスで花開いたマルセイユ版、エジプト趣味と結びついた時代、カバラの生命の木との融合、そして20世紀のウェイト版へ——タロットは500年をかけて、その時代の知性と欲望と不安を吸収しながら姿を変えてきました。

その変遷を知ることは、今手にしているカード一枚が、どれほど豊かな歴史の堆積の上に成り立っているかを実感することでもありますね。

ご案内:タロット500年の歴史をひも解く講座

以上の話を、じっくり腰を据えて掘り下げる講座が開催されます。

伊泉龍一先生のタロットの絵のミステリーを解く:その起源と象徴の謎に迫る

15世紀のイタリアから20世紀前半まで、タロットがいかに変容してきたかを2日間・計3時間で一気に解説。占いの「意味」ではなく、絵そのものの歴史と思想的背景に迫る、タロットファンにとって唯一無二の内容です!

Zoom開催日時

📅 2026年5月1日(金)・5月2日(土)
各回20:00〜21:30

受講料¥9,900

ご都合が合わない方はあとからアーカイブ受講もできます。

👉 講座の詳細・お申し込みはこちら

伊泉龍一先生「タロットの絵のミステリーを解く:その起源と象徴の謎に迫る」オンライン講座
タロットの不思議な絵はいったい何を意味しているのでしょうか?タロットはいつどのようにして誕生したのか?何のために作られたのか?また歴史の中で大きくその姿を変えていった過程をたどります

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