タロット「正義」と「吊るされた男」- 対比するとわかりやすい|伊泉龍一先生のYouTube

タロットの大アルカナの中で「よくわからない」と質問が多いという8番「正義」と12番「吊るされた男」。今回はこの2枚を対比しながら解説してくださってます。

なぜ2枚を同時に解説するのか

タロットの理解を進めるには、カードを一枚ずつ見るだけでなく、カード同士を対比させることが効果的なんですね。この2枚も対比することで互いの意味がより鮮明に浮かび上がってきます。

歴史的な対比 – 裁判所と監獄

そもそもこの2枚の元の図像は、タロットが作られたイタリア・ルネサンス時代から対照的だったということ、

「正義」は裁判所に、「吊るされた男」は監獄の正面壁に描かれていたもの。正義の名のもとに裁かれて、吊るされた男。

『タロット大全』504ページにあります。アンドレア・デル・サルト『逆さ吊りにされた男』部分

今のタロットで吊るされた男=罪人、裏切り者とはみないですから、どういう関係になるのでしょう?

20世紀の心理学を取り入れたタロット、人間の成長プロセスからみていきます。

「正義」 – 天秤にかけられる自分

正義のカードは天秤を持っています。この天秤は何を測っているのでしょうか?

幼児のうちは人と比べることを知らない。学校や社会に入ると、人と比べる/比べられる。自分自身を天秤に乗せて測るようになります。

大人になるプロセスで、他と比較して、「私とはこういう人間だ」というアイデンティティを作っていく。これが正義のカードの段階。

「吊るされた男」の足を縛るものは?

「吊るされた男」のカードを見ると、縛られて身動きができない人物が描かれています。彼を縛っているのはなに?

それは、「正義」のカードで作られたアイデンティティ。

成功している人と比べて「私はこの程度の人間だ」と劣等感を持つ。あるいは逆に、人より優れていると自己評価する。「正義」の天秤で自分の価値を見定めた。

「自分はこういう人間だ」と決めつけたら、他の可能性を見なくなる。「正義」で作られたアイデンティティが自分の足を縛って、次の一歩を踏み出すことを妨げているとしたら?

正義と吊るされた男、2枚が絡み合っている。。。

吊るされた男の頭の後ろが光っているのは、本人が何かに縛られていることに気づいたピカッ?!このあと「死」のカードへと続いていきます。古いアイデンティティの終わり、新しい自分への変容の始まり。

生命の木だと

「吊るされた男」の位置するパスは思考と意志と関連。自分が縛られてると気づいたら、別の考えを持つこともできる?

今回、生命の木との関連はあまり話されてません。それは生命の木動画でまた。

大アルカナの解説にはいろんな種類があります

今回のような対比や複数枚のカードを関連づけて学ぶタロット講座

【名古屋】Thelema

✅基礎からしっかり学べるタロット
月1回(2025年9月~2026年4月)
月曜14時~16時(全7回予定)
会場:名古屋駅近く

講座詳細・お申し込みは
https://thelema-s.com/nagoya250908.html

【東京】朝日カルチャーセンター新宿教室

✅タロットの極意 カードの絵の解説から占い方まで
(2025年11月から続いてる講座の一部で4月からも続きます)
2026/1/23, 2/20, 3/20
各回19時~20時30分

講座詳細・お申し込みは
https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8605901

【オンライン】占いスクールbenedire

✅伊泉龍一先生の暗記しないタロット完全マスター大アルカナ篇
2026年4/7,5/12,6/2,7/7,8/4,9/1,10/6,11/10火曜
各回13~15時

講座詳細・お申し込みは
https://benedire-school.com/2026-3/

対比を集中して行う講座

【アーカイブ】Thelema

タロット大アルカナ・アドバンスト―カード同士を対比で理解する(マルセイユ版)
1時間6回
https://thelema-s.com/online220525.html

大アルカナを番号順に人間成長のプロセスとして見る講座

【オンライン】Thelema

✅自己成長と自己変容のタロット―「フールズ・ジャーニー」としてのタロット
月1回(2025年10月~継続中)
火曜20時~21時
講座詳細・お申し込みは
https://thelema-s.com/online251028.html

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