今月のヤスパース「哲学入門」

テキストを読んでたら生命の木のあちこちのパスを思います。
そりゃそうか、伊泉先生は昔読まれたという哲学書の内容を入れてお話してくださってるから。
ヤスパースは「哲学すること」は疑うこと、当たり前を問い直すことと言います。これ生命の木で聞きますよね。思考からあがっていく。
「哲学は挫折から始まる」人生に挫折はつきもの。向き合う力がいる。そして私に何ができるだろう?他の可能性を考える。(力のパス、隠者のパスっぽくない?)
自分の人生を自分で選択すること。そのときハイデガーなら「世間に囚われず孤独にならなければいけない」、このほうがより隠者っぽいですが、
ヤスパースは「哲学は孤独な思索ではない」、他者との交わり、対話が必要と言います(正義のパス?)
だけど世界を見る目はみんな違う(悪魔)から、他者と完全にわかりあうことはできない。それでも理解し続けようとすること。
「これが絶対」がない不確かさ。それに耐えられないのが現代かもしれないけど、当たり前を疑うのが哲学ならゴールはない。すべては「途上」
おもしろ。

戸谷 洋志 (著)
テキストの最後にはハンナ・アーレントの「人間の条件」の紹介もありました。これも今こそ読みたい本。
アーレントはヤスパースを指導を受け、ハイデガーの愛人でもあった。元々才能がある人だっただろうけれど、同時代の巨匠二人に巡り合えるなんて、運も持ってたんだなと思ったりして。
その出会いと関わりが彼女の思考をさらに深めたとしたら?「たまたま」をもたらした運命の女神に感謝したくなりますよね(世界)
自分一人で生きてるんじゃない、あれやこれやがあって今があるよなぁて年とるほど思います。

ハンナ・アレント (著), 牧野 雅彦 (翻訳)

戸谷 洋志 (著)



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