【鎌】伊泉龍一先生のルノルマンカード解説10

8ヶ月ぶりのルノルマンカードのお話です。前回の「花束」からずいぶん間が空いてしまいましたね。今回は10番の「鎌(かま)」のカードについてお伝えします。

一般的に、ルノルマンカードの中で「鎌」は「悪いカード」に分類されることが多いようです 。刃物ですもんね、でも、本当にそうなのでしょうか?

タロットの「死神」との違い

ルノルマンは、絵柄がとてもシンプル。タロットカードのような複雑な隠された意味(寓意)はなく、そのシンボルから何が「連想」されるかが重要です。

タロットにも鎌が登場しますね。

マルセイユ版の「死」。ルノルマンの「鎌」に重ねられる?いや、大きく違いました。

タロットの「死」は、私たちが逆らえない終わりの訪れを象徴し、受動的なニュアンスが強いもの。だけど、ルノルマンの「鎌」には、私たちが自ら鎌を持って刈り取るという能動的なニュアンスがある!

本に書かれた意味と、その先にあるポジティブさ

『エッセンシャル・ルノルマン -的確で実践的な占いへのガイド』
ラナ・ジョージ(著)伊泉 龍一、田中美和子 (翻訳)

伊泉先生が翻訳を手がけたラナ・ジョージさんの本では、「鎌」はアクシデントや切断、突然の決裂といったネガティブなキーワードで説明されています 。

『ラーニング・ルノルマン』
マーカス・カッツ、タリ・グッドウィン(著)、伊泉 龍一、七海くらら、田中美和子 (翻訳)

一方で、マーカス・カッツさんとタリ・グッドウィンさんの本では、伝統的な意味として「予定通りの収穫」という言葉が挙げられています 。たとえ何かが一掃されたとしても、それは悪いことばかりではありません 。余計なものがなくなることで、新しい何かが成長する可能性が生まれるからです 。

「鎌」:タイミングと見極め

鎌の後ろには束が描かれています。収穫は、早すぎても実っておらず、遅すぎても熟しすぎてしまいます。また、農作業において大切なものを育てるためには、余計な雑草を刈り取らなければなりません。

伊泉先生がこのカードから連想するのは、「機が熟すのを待つ」「タイミング」「余計なもののカット」とか。動画ではご自身の例でお話いただいてます。

私だったら何かな?

頭に浮かんだのは、昔働いていた会社の社訓の一部です。「私たちは親切の種を蒔こう。私たちの蒔いた種は、やがて大きな感謝の実となることを信じ、今日も1日元気で頑張ろう」。退社して個人事業主になってからのほうが繰り返し思い出されました。すぐに芽が出ない時の支え。

あれから何十年、そろそろ実が育ったかしらん。自分が大切にしてきたものを収穫するタイミングを見逃してないか?そして大きな実を得るためには、今何をカットすべきかも考えるべき。

刃物には「縁を切る」ネガティブなイメージもあれば、「災いを断ち切り、未来を切り開く」縁起物でもありますよね。前向きな連想を広げてみたいと思います。

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