トランセンデンタリズムとオルタナティブなスピリチュアリティを求めた1830年代・伊泉龍一スピリチュアルを考える12

1840年代半ばにスピリチュアルが爆発的に流行った。なんで?

流行前の1830年代、伝統的なキリスト教の考え方、既存の価値観に満足できない、受け入れられない人たちが「新たな啓示」を求めてたということ。

今回は短め13分、ごらんください。

ラルフ・ウォルド・エマソン、この時代のアメリカ文学の重要人物

Ralph Waldo Emerson

この人が母校ハーバード大学神学校で講演した内容が動画内で読まれてます。

新たな啓示の必要性が、いまほど大きなものとなったときはかつてなかった、と諸君に告げることがわたしの責務である。すでにわたしが表明した諸見解から、諸君は、わたしが信じ、多数の人々と共有している悲しむべき確信、すなわち社会において信仰の衰退が普遍的であり、いまやほとんど死に絶えてしまっていることを察せられるだろう。魂に説教が届くことはない。教会はその崩壊によろめき、命が消えかけているように見える。

スピリチュアリズムの時代1847-1903』38ページ

神学校でこれを言うのは大胆すぎでは?冒涜する発言と思われてもしょうがないでしょう。

エマソンは、弟二人と最初の妻を若くして結核で亡くしたとか。不幸の重なりから、神の奇跡を信じられなくなったのかわからないけど、既存の宗教に代わる「新たな啓示」が必要だと考えてたんですね。

かといって、メスメリズムで「新たな啓示」を得るのには批判的だったというから、彼は別ルートでの啓示を考えてたのか。

それがTranscendentalismトランセンデンタリズムという哲学運動なんですかね。transcend(乗り超える)から?超絶主義(超越主義とも)と訳されるもの。

動画の最後のほうで、スピリチュアルの都会派と田舎派の話があります。田舎、自然にかえるのもその一つなのかな。

次回予告されたジョン・ボヴィ・ドッツという人の「電気心理学」とやらも気になります。

『スピリチュアリズムの時代1847-1903』
伊泉龍一 (著)

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