ここ数回は18世紀末のフランスでの出来事でしたが、今回は時と場所が移動して19世紀半ばのアメリカで、メスメリズム・磁気睡眠が爆発的に広がっていくところ。
なんでそんな熱狂が起きたのか?ご覧ください。
催眠ショーのインパクト、いかばかりか。目の前で友だちの様子がみるみる変わったら、びっくり仰天ですよね。「何が起きてるの?」「どういうこと?」「何かわからんけどすごい」その場にいた人の気持ちを想像してしまいます。
なにがすごいって、生まれつきの能力者じゃない、なんでもない人が不思議な力を発揮してったこと。”眠れる霊能者”たちが覚醒してく。こういうのを間近でみたら、メスメリズムで誰でもテレパシーやマインド・リーディングができるようになるんだったら、やってみたいと思わない?人気出たのわかる。
シャルル・ポワイアンCharles Poyen、英語版のWikipediaがありました。
フランス生まれのポワヤンはパリで医学を学んだ。1832年、まだ学生だった彼は「非常に複雑な神経疾患」と自称する病気にかかり、シャプラン医師に助けを求めた。その医師は、夢遊病者(千里眼)を名乗るマダム・ヴィルタールという女性を雇っていた。シャプランによって催眠状態に入れられたヴィルタールは、ポワヤンの症状を正確に、どの食べ物や飲み物が彼に合っているかまで説明したと伝えられており、それが彼に催眠術を研究する決心をさせた。
https://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Poyen
自分の病気をきっかけに、こういう体験をしてメスメリズムを始めたのだったら、本人は純粋にいいと思って取り組んでいたんでしょう。インチキと思う人がいたとしても。
ロバート・H・コリヤーRobert Hanham Collyerも英語版のWikipediaありましたが、なかなか興味深い人物ですね。
ロバート・ハンハム・コリアー(1814年 – 1891年頃)は、19世紀にアメリカ東海岸とカナダで活躍した イギリスの医師、骨相学者、催眠術師、講師、作家、発明家でした。
コリアーはショーマンシップで知られ、人気の巡回講演者となった。1839 年に彼は「心磁術」の実践を発見、考案し、推進したが、1843 年半ばまでにその主張は誤りであるとして放棄した。
彼はまた、多くのスキャンダルや対立に巻き込まれており、
https://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Hanham_Collyer
発明家でもあり、ゴールドラッシュに参加したり、「アメリカにおける催眠術のチャンピオン」と呼ばれれ、骨相学者からは「彼には道徳心が全く欠けている」と言われ、私生活では重婚の罪に問われたりと、激烈な人生?!
骨相学(フレノロジー)は次回お話されるみたいです。「頭蓋骨の形で精神状態がわかる」とするもの。以前、当教室でのスピリチュアリズム講座で聞きましたが、個人的に興味ありました。
外見と性質に関係を見出すのは、古代から医学の伝統ですかね。古代ローマのガレンの四体液説でも、青ざめて生気がないのは暗い憂鬱質とか、血色が良いタイプは快活で活発とか言いました。
現代人には信じられない説だとしても、当時の医師たちは真面目に考えてたということ、敬意を払って聞きたいものです。
続きもおたのしみに。
まだ↓の本の30ページくらいですって!注とか索引を除くと700ページくらいの本だから、今はじめの4%くらいの位置みたい。YouTubeも大長編になる?!

伊泉龍一 (著)



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