冬至を前に陰極まれり

冬季うつ(季節性気分障害)に毎年なるんですよね。日照時間が少なくなると気が滅入るのですわ。

対策としては、お日様が出てるときはなるべく外で光を浴びる、家のライトを太陽光に近い波長のに変える、など。私もやってるんですけど、それでも鬱々してしまって、光を補充しにいってきました。

何年ぶりかに大阪へ、「光」がテーマの展覧会

「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」大阪中之島美術館
https://tate2023.exhn.jp/

メインビジュアルになってる海の絵、よかったです。まるで自分が砂浜に立ってるかのよう。波音や潮の香りさえ感じられそう。

この展覧会はイギリスのテート美術館のコレクションから。いつも天気が悪くて太陽光が乏しい国だからこそ、光が特別なものなんでしょう。

イギリスにいたころ、みんな隙あらばサンベイジングするのに驚いたんですけど(日を浴びるとシミが…て文化の日本人からしたら)、光で健康維持するのが根付いてるんですね。カラーセラピーがイギリス生まれなのも、光=色彩療法へのニーズがあったからで。

そういう目で見ると、イギリス生まれのウェイト=スミスタロットに、太陽のイエローや晴れた日のスカイブルーが多用されてるのは、光への憧れ?なんて思いたくもなります。

展示では、そのまんまの太陽光だけじゃなく、宗教的な比喩としての光(と闇)、月明かりや室内光もよくて、いろんなふうに表現された光に包まれる体験でした。

下の写真は、空間全体がブルーに染まってる部屋です。画像だと平面になっちゃうけど。

自分がブルーになってたからか、全身を青色光に包まれるのがとても心地よくて(同色療法)、ここにはずいぶん長くとどまっちゃいました(青は時の経過をゆっくりにする色でもある)

実際の光線以外に、好きなものを見にいく、初めての場所に出かけてみる、のも私には癒しの光になりました。ひきこもってたからなぁ、ふだんと違うことで心と体を動かしたら元気出た!

なぜか多くの人が撮影してた絵↓

ジョン・ヤング=ハンター《私の妻の庭》

孔雀といっしょにいる→古代ギリシャのヘラ様を想起。

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