妖怪展で感じたことと、気になる本『ダーク・ミューズ: オカルトスター列伝』

水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた

べとべとさん

後ろから誰かがついてくるような気配がある、急に足が重くなって歩けない、など、なんかわからん感覚や奇怪な現象に、昔の人が形と名前を与えてキャラ化したのが妖怪と思うとおもしろい。

不安から想像されたのもあるか。火が消えるのは火消婆がいるからだ、誰もいない部屋で音がするのは座敷童が遊んでるからだ、とか。

そういうのを昔話などで聞いてて、無意識に蓄積されてたら、何かの時に妖怪が現れるのかもしれない。パス28「釣り針」で吊り上げられて(生命の木)。

知られなければ存在しえないし、伝承されなければ消えていく。夜も明るく人工的な環境で育つ子たちは、妖怪話を聞くきっかけもなさそう。妖怪文化は残るのか否か。

見えないものつながりで気になるオカルト本『ダーク・ミューズ: オカルトスター列伝』8月発売

伊泉龍一先生が解説を書かれてるようですよ ”ニューヨーク・ロッカーから「実存主義的オカルティズム」へ”

(NYロッカーとは本の著者ゲイリー・ラックマンのこと?なのでしょうか?ロックの殿堂入りもしている「ブロンディ」の元ベーシストから専業作家へ)

Lachman performing with Blondie at the International Centre, Toronto, 1976

『ダーク・ミューズ: オカルトスター列伝』、案内にこうあります。

基礎教養としてのオカルト

ダーク・ミューズ=闇の詩神がもたらすのは、霊感か、狂気か。18世紀から20世紀、オカルトというミューズに導かれた作家・芸術家・思想家など40人の偉業と人生を概観できる、奇想天外にして深遠なるオカルトガイドブック!

https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336075161/

目次で名前があげられている人、半分もわからないけど、カラー人としてはメスメル、ゲーテ、マダム・ブラヴァツキーのとこは読みたい。占い関係だとエリファス・レヴィとアレイスター・クロウリーとか。

ラックマンの本で邦訳が出てるのはもう1冊あります。『トランプ時代の魔術とオカルトパワー』

タイトルと表紙はあれだけど、目次を見ると「ニューソート」「ポジティブ・シンキング」「クリスチャン・サイエンス」など数秘術やタロットの歴史で聞く思想も紹介されてて、こちらも興味惹かれます。

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