◆講座案内
20世紀後半の占星術では、ホロスコープ(星の配置図)の中に、天王星・海王星・ 冥王星が導入されるようになりました。まず今回の講座では、近代の占星術史の中で、天王星・海王星・冥王星を、占星術師たちが受け入れていくにあたって、それらをどのようにして概念化し、どのような象徴的な意味を割り当てるようになっていったのかを概観します。
その中で、天王星・海王星・冥王星の登場によって、占星術が近代のオカルティズム、そしてニューエイジの心理学やスピリチュアリティと融合していくための重要な役割を果たしてきたことが見えてくることでしょう。 「変革」、「幻想」、「死と再生」。そんなキーワードに託された天王星・海王星・冥王星のシンボリズムの持つ意味を改めて見直しながら、現代占星術とは何かを考えてみたいと思います。
また、特に今回は 20 世紀初めの頃に神智学の思想を背景としたアラン・レオをはじめとする占星術師たちが、「進化」、「バイブレーション」、「オクターブ・エクスプレッションズ」といった神智学的な思想に基づくコンセプトによって、天王星・海王星・冥王星の解釈が誕生することになった過程を見ていきます。 すでに西洋占星術に詳しい方も、天王星・海王星・冥王星の意味を改めて深めるための参考にしていただけることと思います。
- いかにして伝統的占星術は破壊されたか?
- 神智学と西洋占星術/惑星のエグザルテーションと高次のバイブレーション
- アクエリアン時代とニューエイジ心理学におけるトランス・サタニアン
◆講師
伊泉龍一先生
◆時間数
3時間1回
◆レポート
◆関連講座・ブログ
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