『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』

https://www.egonschiele2023.jp/

30年ぶりの回顧展、東京でしか開催がなくて新幹線に乗りました。子どものころから妙に惹かれる画家さんで、どうしても見たくて。

今回の展示ではないですが、下の「隠者」の目なんか、たまりません。

エゴン・シーレ『隠者』1912年 レオポルト美術館

この展覧会のメインビジュアルになってる自画像も目が印象的。

そしてこのポーズと表情、どうですか。ナルシスがあふれだしてません?希代の芸術家の自意識。

思春期あたりで、みんなと一緒じゃつまらない、なんか特別な人間になりたい気持ちがあった人は、シーレのクセの強さ、創造性がまぶしかったかも。逆に、自分にはこんな開花はできないと背を向けるか。先日の獅子座の話みたいだけど。

28歳の若さで亡くなったシーレには水星的「永遠の少年」イメージもある(1890年6月12日生まれ、双子座)。もし長生きしてたら画風はどう変わっていたでしょうか。

自伝的な映画もあります。

これも公開時2017年?に観に行ったんですが、本人よりイケメンな俳優さんです。

展覧会では同時代のほかの画家さんたちの作品もたくさんありました。戦争があったし、世紀末特有のムード、不安や自我のゆらぎが感じられます。

そういえば、ちょうどこのころ、同じウィーンでフロイトの精神分析が始まってますね。

ウィーン分離派やココシュカのポスターもよかったです。

東京都美術館でのエゴン・シーレ展は4月9日(日)まで。

このあとは神保町にいきました。

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