数年ぶりに読書会に参加

猫町倶楽部
「猫町倶楽部」は年間300回以上のオンライン読書会を開催する日本最大級の読書会コミュニティです。

昨日、読書会に参加しました。オンラインでは初めて。リアルならそう苦にならないけど、5時間も画面見っぱなし、座りっぱなしに耐えられるかしらんと悩みながらも、この本だったら出たいのが上回って申込んだの。

少し前、冥王星講座と生命の木講座「女帝」回で皆さまに聴いていただいた悩み、「人生の虚しさ」「なんとなく退屈だ」に襲われたときにぴったりの本『暇と退屈の倫理学』

前半は、参加者が数人ずつのグループに分かれて、この本の好きなとこや疑問に思ったことなど語り合う時間。同じ本でも、人によって気になる場所が違うのがおもしろいところ。

リモートワークで通勤時間がなくなったから暇ができた、だから退屈してる人もいれば、その暇をフル活用して退屈してない人もいる。

反対に、リモートワークでむしろ忙しくなった、だから退屈する暇がないという人もいれば、暇じゃないけど家にずっといるのが退屈だという人もいる。

暇と退屈はイコールじゃなく、人によって様々だから、読後感も違うのでしょうねぇ。

後半は著者トークと質疑応答。

毒舌とぼやきに爆笑。哲学の話でこんなに笑えるなんて思わないでしょ。「國分さんの話を聞くの初めてだったけど、一発でファンになっちゃった」て人もいましたよ。

だけども実はシビアなお話でした。

この本のテーマの一つは「たのしみ」。それが制限されてるのがコロナ禍です。

宴会、会食はダメでも、まだお酒そのもの、美食自体にはストップかかってません。でもこの先どうなるかはわからんよ、という話。嗜好品が全滅する?

そんなわけないと思いたいけど、糖質オフ、脂質ゼロをうたう商品も増えてきて、甘いものや脂こってりを口にするのに罪悪感を感じる時代です。人間の感性が変わってきてるなら、ありえなくはないか。

そんなもんなくなっても困らないという人でも「不要不急」なら?イベントにしろ人と会うにしろ、それが必要だというエビデンスを出せなきゃいけなくなったら?

「コロナ対策に乗じて何かが進んでないか?」問いかけにはっとしました。

「コロナ対策だから仕方ない」と考えるのを止めてしまうんじゃなく、対策を受け入れると同時に「この圧力はどういうことなのか?」考えるのが大事なのですねぇ。

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