人相?骨相?

ゴッホ展〜響きあう魂 ヘレーネとフィンセントを見てきたのですが、まぁ絵の話はおいといて

初期の人物画のキャプションで、ゴッホは面相学に興味をもっていたと知りました。顔の骨格と人格に関係があるのでは?と考えてたみたい。

思い出したのが、以前、伊泉先生のスピリチュアリズム講座で教えてもらった骨相学。

骨相学(フレノロジー)はドイツの医師が提唱したもので、頭蓋骨と精神は対応していて骨をみたらその人の気質が分かるとしたもの。犯罪防止などに役立てようとしたとか。19世紀前半に流行。

ゴッホがその絵を描いた頃にはもう骨相学は廃れてますが、〈いつも「醜いモデル」を選んでいる〉と言われてたらしいので、苦悩や粗野さを描きたいためにそういう骨格を選んでた?と想像が膨らんじゃいました。

人相と内面はリンクしてるのか、どうなんでしょうね。さらにそれを絵に描いたら、画家の内面も加わるような気がしますが。

それも込みでしょうか、「ゴッホの作品にはどんな画家よりも人間の内面が表れている」と言った、世界最大のゴッホコレクター、ヘレーネ・クレラー=ミュラーのコレクションが今回の展示です。

ヘレーネは裕福な家に生まれ、生きる不自由はなかっただろうに、人生の意味を模索し続け、芸術にそれを見出していったのだとか。有閑階級でも人生の虚しさを思うんですかね。何かやらなきゃ生きてる意味ないって。

ゴッホ展〜響きあう魂 ヘレーネとフィンセント 名古屋市美術館では4/10まで

障害者アートと印象派アート – ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント

ゴッホについてはこの映画もよかったです。エキセントリックな言動が取り沙汰されるゴッホだけど、ちょっと違う見方をしています。主演のウィリアム・デフォーがとてもいい。

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