NHKカルチャーでの藤村シシン先生の古代ギリシャ講座がオンデマンドになって、ありがたい。
古代ギリシャ・ローマ魔術史〜占術、呪術、防衛術、錬金術まで〜をみています。
第3回は
- 闇の魔術に対する防衛術―護符、治癒呪文、宝石魔術
- 発達した魔術―占星術・錬金術
呪文を覚えたぞ。うふ。
宝石魔術はカラーの歴史でやってるあれだ、色とりどりの石は強力な効果を持つ!から、宝石を砕いて塗ったり飲んだりしたという。色彩療法のもと。
で、占星術は魔術の領域?
古代にあった他の占い―臓物占い・樹木占いとか―感覚的に解釈するのとは全然ちがうのが占星術ですよね。天体観測と計算によるシステマティックなもの。プトレマイオスが尊敬されたわけもわかりました。
最も学識ある魔術師がやる魔術が占星術
資料でいただいたマニリウスの技法もおもしろかったー(真面目に受け取ったらちょっと怖いが)。
錬金術もいい話が聞けたけど、ネタバレしてはあれだからやめますね。
今、神話で学ぶ惑星講座をしていただいてますが、個人的には、ユングよりも古代ギリシャ・ローマのが関心があります。
神話と惑星講座で、ギリシャ神話は、古代オリエント文明―シュメールやバビロニアの話が元って聞きました。
先月、國分先生の哲学講義でも、似た話を聞いたんですよね。ギリシャを研究すればアジア的なとこがあると分かるとか。地図で見ても、トルコやエジプトに近いし。
そのとき紹介があったギリシャ研究家ジャン=ピエール・ヴェルナンという人は、ギリシャはフェニキア、バビロニア、ペルシャ、中東の文化が融合された混血文化だとしたとか。
入り混じってるからおもしろいのかなーて思うんです。
シシン先生のお話聞いてて、魔術と科学、技術と哲学、神話と観測が混じってるのも、昔の人が未熟だったからというよりも、ギリシャだからかなって、ふと。
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