妙にあったかい年度末、5月の陽気だとか。
満開。
おひつじ座の季節ですね。
おひつじ座のルーラーは火星だけども、もし現代占星術の父アラン・レオがもうちょっと長生きしてたら、冥王星になってたんでしょうかねぇ。サインの性質も変わっていたかと思うと不思議な気分。
昔の占星術でのディグニティだと
太陽の力がいちばん強い季節:しし座に太陽をあてて、隣のかに座に月。王(太陽)と女王(月)をはさんだ両隣から、太陽に近い惑星から順にわりあてていく。
しし座・かに座のすぐ隣(おとめ座・ふたご座)に水星、次の両隣(てんびん座・おうし座)に金星、その次(さそり座・おひつじ座)に火星、次(いて座・うお座)に木星、残ったふたつ(みずがめ座・やぎ座)に土星。
いちばん寒く、太陽の力が弱い季節に土星がきてるの、自然でわかりやすいです。
でも伝統的占星術のルールは、アラン・レオにしたら「古代の迷信の遺物」。天文の知識が不完全だった昔の人が作ったものはもういらない、今の時代に合わせた新たな占星術を作っていこう!
実際、土星より先にも惑星が発見されてましたしね。古典に権威を感じる占星術家は天王星を取り入れなかったそうですが、アラン・レオは積極的に取り入れて、天王星・海王星の意味を作ったといいます。
天王星は土星の次だからみずがめ座に、海王星はその次のうお座に、じゃあ次の冥王星がおひつじ座にあてられるのは自然な流れかと思いますが、アラン・レオの死後に、サインとハウスがくっついちゃったから…
冥王星は死と再生、(現代占星術では)8ハウスも死と再生、8ハウスはさそり座、だったら冥王星=さそり座でしょう派のが強くなったみたいです。
惑星、サイン、ハウス、もともと別物なのに、こうして結びつけちゃうと、全部がいっしょくたになってしまうからややこしいのでは?
そして疑問。
10惑星を12サインに割り振ってるから、水星と金星は2サインをルールしてます。水星=ふたご座=3ハウスでもあり、水星=おとめ座=6ハウスでもあるって、なんか変じゃないですか?
(小惑星かなにかを入れてでも)惑星をあと2個増やして、一対一対応にしたほうがすっきりしそう。
今、開催中の講座「神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編」のテキストの著者たちは、おとめ座には、ある小惑星を割り当てる提案をされてるようです。
神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編
次回4/2「金星」,4/16,4/30,5/14,5/28、隔週金曜。
夜7時30分〜9時(1回90分)
受講料1回¥4,500
講師:伊泉龍一先生
★テキストあります
★終わった回は録画配信できます。
- 1回目「太陽」前編
- 2回目「太陽」後編
- 3回目「月」前編
- 4回目「月」後編と「水星」イントロダクション
- 5回目「水星」
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