バンクシー展 天才か反逆者か、いってみた。
バンクシーって、なんとなくマルセイユタロットの「愚者」のような人物と思ってたけど、違うな。社会構造の外でただ気の向くままにやってるんじゃなく、反権力を貫いてる。「戦車」のよう。
クラッシュの歌をもじったのとか。
そういう意味では、この展覧会はいろいろ倒錯して見える。
- ストリート・アートを(元)美術館で入場料をとって展示する
- 反消費主義なのに大量のグッズが販売されてる
- 監視カメラに抗議するインスタレーションを防犯カメラだらけの会場に展示する
「ナンセンスだ」っていう人がいるのもわかる。
でも人いっぱい。
社会風刺とか関係なく「かわいい〜」「これ有名なやつだ」て写真をとっちゃうわけですよ。
で思った、そんなの全部わかっててやってて、「ほら見て、おかしいでしょ?」という問いかけなのかも?!それなら一段も二段も上のブラック・ユーモアだな。
関係ないけど、この死神すき。
写真も撮り放題です。
バンクシー展名古屋は5/31まで、夏は福岡に行くみたいですね。皆さんもよかったら。
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