100分de名著「ディスタンクシオン」から「資本論」

Eテレ100分de名著、先月のブルデュー「ディスタンクシオン」はよかったな。

(昨日、丸善さんではブルデューの本もNHKテキストも目立つとこに置いてあった。人気?)

ハビトゥス(傾向性)というのを知れた。

趣味や進路は自分が好きで選んでると思ってるけど、実はそうじゃない。生まれ育ちによって作られてるという話。

「眼」とは歴史の産物であり、それは教育によって再生産される

何を良いと感じるかは、身につけてきた習慣や感覚がもとになる。そして、自分が所属してる階級に合うように、自ら振る舞うようになっていく。

やるせないけど、言われてみたら実際そうだな。

とすれば、「なんでそれ選ぶ?」「なんでそんなことするの?」不可解な感性・行動も、その人なりの理由があってのことなんだろうなと思えるようになる。

ハビトゥスを生命の木にマッピングするなら、イェソドの身体化されたパターン、その人の前提となってる枠組みに当てはめられるかな。

ブルデューの考えを聴いてハビトゥスを外から眺める感じはティファレト、「眼」というとパス26も思わせる。


今月は「資本論」、これもおもしろい。

マルクスっていうと眉をひそめられるかもだけど、ソ連や中国がいいという話じゃない。共産主義や独裁がいいとは、これっぽっちもなく。

資本主義に振り回されてるのって「豊か」なの?もっといい世界にできるのでは?を考えてく資本論。

今夜2回目、楽しみ。

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