先日のウェイト版講座で話題に出てた本、読み始めました。
内容はこれ見てもらうといいかと思うんですけど
視力はあるのに見えないとか、瞬間的に記憶が消えていってしまうとか、いやもう、想像を超えた状態で生きてる人たちのことが書かれてます。
生命の木の話にあったけど、ふだん意識しなくても動いてくれてる身体の機能っていっぱいあるんだなって思い出させてくれます。全自動でやってくれてるものの何かひとつでも欠けたら、自分がまるで変わってしまうんですよね…
VRで体験できるなら体験してみたいような、怖いような。
著者のオリバー・サックス博士は脳神経科のお医者さんであり作家であり、科学の目線と文学の目線と両方で見てるのがいいなと思いました。
一般化された名無しの症例としてではなくて、それぞれの人物の固有の物語として書かれてるから胸に迫るものがあります。
文中、哲学者の言葉や概念もいろいろ出てきますが、読んでるほうも、人間って何なんだろう?人生とは?アイデンティティとは?など哲学的な問いに引き込まれていきます。
続き読もう。
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