小アルカナと占星術

伊泉先生のタロット講座を受けてらっしゃる方は、「ウェイト版タロットやトート・タロットは生命の木や占星術と関係あるよ」と聞かれているかと思います。作者たちが所属していた「黄金の夜明け団」の教えが入ってる。

下のような資料をお持ちの方もいらっしゃいますよね。

黄金の夜明け団

小アルカナと占星術の対応表。

ひとつの星座ごとに前半・中盤・後半の3つにわけられ、12星座×3=36の枠があります。そこに、小アルカナの2~10カード(9枚)×4つのスート=36枚が当てはめられています(エースとコートカードは別枠)

ワンドの2は牡羊座の最初の枠、ワンドの3は牡羊座の2つめの枠…というように。

ここで大事なのが、伝統的占星術のエッセンシャル・ディグニティ――ある惑星がどの星座にあると力を出せるのか/出せないのかというルール(エッセンシャル・ディグニティって何?)です。

たとえば、牡羊座の最初の枠には火星が対応してますが、熱く燃える火星は牡羊座にいると最高に調子いいんですね。そこからここには「優勢・優位・支配」という意味ができた、

ここに対応するタロット:ワンドの2を見ると

城壁から領地を見渡す領主が描かれてます。手には「支配」の象徴の球をもって。

トート・タロットだと絵は抽象的だけど、カードのタイトルがDominion(支配)で、火星のマーク♂と牡羊座のマーク♈も描かれていて、占星術のどこに対応するものかわかります。

コメント