今の日本でふつうに目にする占星術（現代占星術）とは、違うやり方なんですね。
伝統と現代。同じ「占星術」と名がついていても、ルールも手順も違います。
これ、古文と現代文みたいで。同じ日本語でも、文法も言葉遣いも違うじゃないですか。あり、おり、はべり、いまそかり。
古文は、雰囲気では読めない。古語辞典を引きながら～となると、「めんどくさ」ってなものですが、古文は古文のよさがあるんですってね。今とは違う言葉のリズムや空気感など。現代語訳にしてしまうと、失われてしまうものがある。
占星術も、伝統的な占星術は雰囲気では読めない。手順が多くて、現代占星術に比べたら、手間がかかります。それでも、わざわざそのステップを踏むことで、答えがすっきり出るのが特徴。現代占星術では省略されてしまってるところに、ポイントがあるんですよね。
現代の占星術とはやり方が違うから、現代占星術にくわしい方でも、はじめて覚えていただくルールもあります。現代から伝統へ、すっと切り替えられるかどうか。現代占星術をよく知ってる方ほど、今まで覚えてきたものとの違いに戸惑いもあるかもしれません。
その点、占星術のお勉強がはじめての方は、現代占星術のやり方にしばられないから、入りやすいでしょうね。
現代占星術をお勉強されてきた皆さん、ここまで読んで、「えー、イヤかも」と思われたなら、ちょっと待って～～！
実際の占いで、伝統的占星術はきっと役に立ちますから。続きは明日…
伊泉龍一先生
◆もっと知りたい西洋占星術―伝統的な未来予測法（プロフェクション）を学ぶ（全1回）
2017/2/5（日）午後2～6時（4時間）
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