レポ★タロットの「真実」ヴィスコンティ家のタロットからマルセイユ・タロット、エジプシャン・タロット、ウェイト版、トート・タロットを比較しながら、500年の歴史を超えるタロットの真実を明らかにする2019/3/23横浜

はじめての横浜、無事に開催できました。ご参加の皆さまにはありがとうございました。

タロットの「真実」―ヴィスコンティ家のタロットからマルセイユ・タロット、エジプシャン・タロット、ウェイト版、トート・タロットを比較しながら、500年の歴史を超えるタロットの真実を明らかにする(全1回)

今回の講座は「タロットにまつわる疑問にどしどし答えます」ということで、まず皆さんに質問を募りました。あがったのは下記。

  • 20世紀からのタロットの心理学化について
  • 生命の木との関連
  • 数秘術との関連
  • トランプとの関連

最初に、タロットの心理学化について。タロットがはじめての方だと、この質問自体が「?」だったかもしれませんね。

タロットの心理学化とは、20世後半のアメリカで、タロットが 「自己成長」「自己変容」「気づき」のツールとして使われるようになったこと。

その流れをニューエイジ・ムーブメントを中心にお話いただきました。

それ以前のタロットにはオカルトなイメージがあったんですね。「タロットってなんか怖い」「不思議な力がある」…(今でも?)

日本だと、タロットが入ってきたのは1970年代はじめ。そのころは「黒魔術の手帖」なんてタイトルの本にタロットが紹介されていたり、とか

黒魔術の手帳
黒魔術の手帳

イギリスでも、オカルトにはまっていると噂されたギタリスト:ジミー・ペイジが「隠者」ぽい絵をアルバムに使っていたり、とか

レッドツェッペリンⅣ

オカルティックでありながら、作家やミュージシャンなどアート方面の人にも注目されたタロット。そのもとは19世紀半ばのエリファス・レヴィ~黄金の夜明け団にあると。

ウェイト版もトート版も、作者は黄金の夜明け団に所属していたわけで、現代のタロットに大影響してますよね。最初に上がった質問のひとつ「生命の木との関連」もここ。

そしてタロットの起源、タロットの絵の元の紹介を、モークレーとダメットの研究を中心に。ここで時代は14世紀までさかのぼり、「トランプとの関連」も出てきましたね。

もっと知りたくなったら「タロット大全」を読みましょう~~

「数秘術との関連」は今回お答えできませんでしたが、こちらは「マルセイユ・タロットの小アルカナ」講座に出ていただくといいかと思います。

皆さま、いかがでしたでしょうか?

今回の講座は、伊泉先生のタロット講座をたくさん受けてきた方には聞いたことあるお話も多かったかもしれません。が、タロットの歴史を知らなかった方には驚きと知的好奇心の動きがあったんじゃないかと思います。

個人的には、好きな画家ギュスターブ・モローがエリファス・レヴィにインスパイアされていたとか、シュールレアリスムにも影響を与えたってところを、もうちょっと聞きたいなと思いました。

横浜では来月からタロットの大アルカナ集中講座が始まります。こちらはカード1枚ごとの解説と占い方ですよ。

タロット集中講座―大アルカナ編(全4回)

4/20(土)4/21(日)5/18(土)5/19(日)1:30~5:30(4時間ずつ)
伊泉龍一先生
横浜駅西口近くにて

受講料
4月の2回分¥26,000、5月の2回分¥26,000、4回分全納¥50,000、一部の回のみご参加は1回につき¥13,500、受講日の10日前までにPayPalか銀行振込で前払いをお願いします


懇親会のお店から見えた夜景。海の香りがしてました。

4月の懇親会は先生のご希望により中華街(予定)です。講座中とは違うお話もきけて楽しいですよ~。よろしければご予定くださいませ。

コメント