ホドロフスキーさん誕生日/タロットの宇宙

御年88歳、米寿ですか。おめでとうございます。

この表紙、こめかみに銃を突き付けてるふうにも見えないですか?こんなシリアスな表情もするんだな。お茶目な人っていう印象だったから。

タロットの宇宙は、1/3くらい読んだところ。「おもしろいです!」と伊泉先生にお伝えしましたら、「へぇー、そんな人もいるんだ(棒読み)」でしたので、以下の感想は、皆さまのご参考にはならないと思われますが、、、

第一章「タロットの枠組みと数秘学」は、新たな視点を与えてくれました。大アルカナ全体の流れ、各スートの象徴や、コートカードの人物像など、これはこれで新鮮。

1~10の数のとらえ方も、「天と地」「能動と受動」の枠組みで考えるのが、私にはしっくりきて、数秘術で習ったことが整理されるようでした。

この本で使われているタロットは独特で、色数が多く派手というか、配色のインパクト大!色に思い入れがある者としては、色についての考察も興味を引かれたんですよね。

見慣れたマルセイユタロットとは、細かなパーツも違うので、「カードの絵をよく見る」原点に帰れたかも。

と、ここまでは、お勉強的な意味での感想ですけど、個人的に好きなのは、具体的な解説よりも、各章についてる「序」文です。

「序」の語り口は、ホドロフスキー映画のナレーションそのまんまで、文章が監督の声として聞こえてくる、ビジュアルも浮かぶ、映画を見てるような読書体験。

映画を見てない人には通じない話ですよね…見たことある人、いないかなぁ。

タロットの宇宙

背表紙をはずして読んでいます。中のターコイズ、とてもきれい。そして、色の象徴が本のイメージと合ってるなーと思います。

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