19世紀半ば、ニューヨーク州ハイズビルから始まった霊との交信。フォックス姉妹をめぐる不思議な記録や、当時、インチキを暴こうと挑んだ牧師が目撃した衝撃の光景とは? 交霊会の黎明期に迫ります。
「幽霊屋敷」との決定的な違い
幽霊屋敷の霊は、その家に憑いているもの。その家でだけで現れます。しかし、フォックス姉妹から、全く新しい現象が生まれます。
それは、「人(霊媒)」に霊現象がついて回るという点です。フォックス姉妹という少女たちが移動すれば、その先々で「ラップ音」が鳴り響く。場所ではなく「人」を介して死者とコミュニケーションを取る――。これが現代に続く「交霊会」の始まりでした。
疑い深い牧師が目撃した信じがたい光景
当時の人々も、最初からすべてを信じていたわけではありません。むしろ「インチキを見破ってやろう」と意気込む人々も多くいました。
その一人が、レミュエル・クラークという牧師です。彼はフォックス姉妹の長女・リアが開いた交霊会に、強い不信感を持って参加しました。友人夫妻を「悪魔の罠から救おう」という意気込みで。
しかし、そこで彼は衝撃の現象を目の当たりにします。
- 誰も触れていないテーブルが動き出す
- 霊の手が参加者たちの服や足を引っ張る
- ピアノに合わせてラップ音が合奏する
そしてそれがトリックだという証拠は見つけられなかった・・・
なぜ人々は「交霊会」に集ったのか?
霊は意外にもサービス精神旺盛で、 伝統的な踊りのステップ音を再現したり、ピアノと合奏をしたりもしてます。そう伝え聞いたら、自分で体験してみたいという好奇心も掻き立てられたかも。
それよりも、愛する人を亡くした人々が、亡くなった人と話したい願いが大きかったんでしょう。今でも続いてますよね。日本なら口寄せと呼ぶんでしょうか。
交霊会には社会改革運動に関わる人たちも参加してきたといいます。彼ら目的は何だったんでしょうか?次回に続きます。
今回読んでいたのは、伊泉先生の著書『スピリチュアリズムの時代1847-1903』80〜83ページです。

『スピリチュアリズムの時代1847-1903』
伊泉龍一 (著)



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