霊との交信はこうして始まった|フォックス姉妹と霊界通信の起源|伊泉龍一スピリチュアルを考える21

スピリチュアリズムは、どこから始まったのか?

今回アップした動画は、スピリチュアリズムを語る上で欠かせない歴史的な大事件、フォックス姉妹による「霊との交信」の始まりに焦点を当てます。

動画では、当時の記録をもとに、フォックス姉妹がどのように霊と“対話”したのか、その具体的なやり取りまで紹介されています。

本『スピリチュアリズムの時代1847-1903』だと「第2章 ムーヴメントのはじまり フォックス姉妹による霊との交信」

動画内では75〜79ページを読んでいます。


『スピリチュアリズムの時代1847-1903』
伊泉龍一 (著)

幽霊屋敷の一夜が、歴史を動かした

1848年、アメリカ・ニューヨーク州の小さな村で起きた出来事。
古い家で鳴り続ける不可解な物音。
それに対して、少女たちが“問いかける”と、
まるで会話をするかのように音が返ってくる──。

この体験の中心にいたのが、
当時まだ10代前半だったフォックス姉妹でした。

彼女たちの体験は、単なる怪談や幽霊話として消えていくこともできたはずです。
ところが実際には、多くの人々を巻き込み、
やがて「霊と人間が交信できる」という考え方を
社会に広げていくことになります。

大切なのは「本当かどうか」ではない

動画の中で繰り返し語られているのは、
この出来事が当時どんな意味を持ったのかという視点です。

後世の私たちは、
「それはトリックだったのでは?」
「インチキだったという説もある」
と冷静に語ることができます。

しかし、19世紀半ばの人々にとっては違いました。

霊が“質問に答える”
死者が“こちらの世界に影響を与える”

この発想そのものが、非常に新しく、
そして衝撃的だったのです。

誰でも“ミディアム”になりうるという発想へ

さらに重要なのは、
フォックス姉妹が特別な修行者や宗教家ではなかったこと。

ごく普通の少女たちが、
特別な儀式や技法を使わずに
霊界との交信を始めた――

この出来事がきっかけとなり、
「もしかしたら、自分にもできるのでは?」
という感覚が一般の人々の間に広がっていきます。

ここから、ミディアム、チャネリング、
そして後のニューエイジ思想へとつながる流れが生まれていくのです。

次回は

なぜこの出来事が一過性の騒動で終わらず、
大きなムーブメントへと発展したのか

その「次の展開」が語られる予定です。

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