「隠者」を思ってみる

今年度から金曜日はある大学の授業を聴講しています。新しい勉強、おもしろい。

決まった時間に通学すること自体が新習慣で楽しいし、知りたいことがあって通うのは浮き浮きするものですね。漫然と受けてた学生時代と大違い。

講師の先生が映画を例にしてくれるのもうれしい。最近とりあげられたのは「レインマン」「マーキュリーライジング」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」「カッコーの巣の上で」「アストリッドとラファエル/文書係の事件簿」…

女子大の華やかさも私には新鮮。韓国アイドルみたいな女の子たちと同席する気恥ずかしさったらもう。ま、異質すぎて交わらないポジションだから観察者目線で感心しています。若いうちからしっかりライフプランをたててるみんなに。

自分がその年頃だったとき、将来のことなど何も考えられなかったもの。何がしたいかもわからなかったし、キャリアを考えることに背を向けていた。

いろいろなバイトをしてみたり、放浪の旅に出たり、あれは自分探し期間だったのか?

って今に至ってもまだ見つかってない。「隠者」長すぎ。

たまたまこの大学の近くに知人が住んでるのを思い出し、何年ぶりかに連絡して会いました。

「最近は何の仕事してるの?」「オンラインスクールとかまぁいろいろ」「大学にきてるのはその関係で?」「いや、これからやろうと思ってる別のことで」「あいかわらずわけわからんね」と笑われる。

同じ仕事を続けてる人にしたらころころ変わるのは珍しいんだろうし、彼女と知り合った頃は司会者をしてたから(彼女の結婚式でも司会させてもらったんだった)、ちまちま動画編集してるイメージはなかったのだろうと思う。

次に会うときも意外性を見せて笑わせたいな。と思うと、浮かぶのはウェイト〜スミスのほうの「隠者」です。

生命の木と関係する「隠者」は、まだ開いてない可能性を秘めている。今はこうだとしても、この先、別の自分にもなりうる!

別の自分って言っても「こうなりたい」明確なものは私にはないのだけど、なんかしら「こんな自分もいたんだ!」と発見するとき、おもしろくなってくるんですよね。自分で自分にびっくりしたい。

しばらく「隠者」を貼っとこうかな、モニターに。

アフタヌーンティーセットとやら

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